映画『劇場版 弱虫ペダル』完成披露試写会が22日、TOHOシネマズ六本木にて行われ、主人公・小野田坂道を演じる山下大輝をはじめ、森久保祥太郎、代永翼、柿原徹也、宮野真守ら人気声優陣が出席。さらに、映画の舞台である“火の国”熊本から、総北ジャージを着たくまモンが颯爽と自転車を乗りこなして登場し、会場を沸かせた。

『週刊少年チャンピオン』で連載中、コミックス累計発行部数1400万部を超える、自転車ロードレースにすべてを懸ける高校生たちの戦いとドラマを描く大人気作。シリーズ初となる原作者・渡辺航の書き下ろしストーリーで贈るオリジナルの長編映画である本作は、インターハイの激闘を勝ち抜いた坂道ら総北チームが熊本・阿蘇山を舞台に、箱根学園らライバル校との熱いドラマを繰り広げる。

本作が劇場版“初”主演となる山下は「本編のアニメの方で約2年近くやらせていただきましたが、『弱虫ペダル』1ファンとしてすっごく嬉しいです!」と感無量な様子に、小野田坂道が最も信頼を寄せる先輩・巻島裕介を演じる森久保は「心なしかなんか背が伸びた気がする。並ばれちゃった気分」とイジりつつ「アニメシリーズが終わって久しぶりに劇場版でみんな揃いましたけど、逞しくなってかっこいいんですよ」と山下の成長っぷりを称賛した。

また、シリーズ初参加を果たした熊本台一・吉本進を演じる宮野は、熊本弁で『頑固者、偏屈者』の意味をもつ“もっこす”を多用して「もっこす!もっこす!」とあいさつ。さらに「劇場版から参加した初もっこすなので、正直緊張してました。原作が面白すぎて、一気に読んじゃいましたね。涙なしでは読めない展開に泣きもっこすして(笑)ほんとに熱い展開が満載なので、大ファンになりました」と興奮冷めやらぬ宮野に、会場は爆笑の渦に。

本作の完成を喜んでいた山下は、シリーズを通しての魅力を「一つの目標に向かって協力して、支え合いながら闘いにいくっていうのがすごく熱くて。一人一人が主人公のような作品。それぞれのドラマがあって、それぞれの想いがぶつかり合う姿に魂を揺さぶられるので、『頑張れ!』って声が出るくらい応援したくなるところが一番の魅力ですね」と力強くアピール。

イベントでは、颯爽と自転車を漕ぐ“総北”くまモン、キャスト陣から「すげー!頑張れ!」と声が飛び交い、会場からも拍手が起こった。本作を観たくまモンは「大ヒットまちがいなかモン☆」と熊本弁でアピールし、舞台挨拶を盛り上げた。

映画『劇場版 弱虫ペダル』は8月28日(金)より全国ロードショー

(Report:小宮駿貴)