“まだら鬼”の異名を持つコワモテの剣豪・斑目久太郎と、白猫・玉之丞のツンデレな関係が多くのファンの心を捉えて離さない癒し動物時代劇「猫侍」のついに劇場版第2弾が完成致しました。
公開に先立ち、完成披露試写会を実施致しました

■8月17日(月) 場所:シネマート新宿 スクリーン1 (新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル)
※登壇者:北村一輝、LiLiCo、玉之丞、副島淳、望月ムサシ、蟹江アサド、
ヌワエメ・グレース、渡辺武監督

「猫侍」のファンに埋め尽くされ、劇場内が熱気に溢れる中、本作で原案・脚本まで手掛けた北村一輝を筆頭に、LiLiCo(海賊役)、副島淳(部族役)、望月ムサシ(部族役)、蟹江アサド(部族役)、グレース・ヌワエメ(部族役)、そして渡辺武監督が登壇。キャスト全員、スクリーンから飛び出したような劇中衣装での登場に、ファンは大歓声。

北村は「とんでもなくゆるい映画になっています。これまでよりさらにゆるくなっています。ネタバレなので言えませんが、映画の最後には口直しみたいなものも入っていて、本当に約1時間30分何もせずにダラーッとしながら観て頂けたら」と、最初から脱力気味なあいさつで観客を沸かせる。

 本作では、脚本にも関わった北村。「しょうがなしにそうなったというか(苦笑)。最初は武士のいい話だったんですが、猫が入ってなかった。(脚本を)書くのが僕とプロデューサーしかいなかったので、俳優業をしながら書きました」と、猫成分をさらにプッシュしたものに仕上げたそう。

 脚本には狙いもあるようで、「先に韓国・台湾で上映して舞台挨拶にも行かせて頂きましたが、すごい人気でした。誰でも楽しめるように言葉が分からなくても伝わるように、いろいろ考えて作りました。だから行き過ぎた映画になっているかもしれません。そういうことを含め、現場ではみんなで話しながら作りました」と、裏話を。

 さらに、北村は、「こういう舞台挨拶だと『一生懸命やりました!』とか普通に言うんですが、「猫侍」クオリティの高いものを作っているかというよりも、どうやったら皆さんに楽しんでもらえるかというのを考えて作ったので、親しみやすくなっている作品だと思います」と、熱弁した。

一方、女海賊の衣装で登場したLiLiCoは、「4回ドレスがいいとクレームを入れました」と、ご立腹気味だったが、「北村さんが好きなので下心のみで受けました」と、北村と一緒だったのは嬉しかったようで、隣にいる北村にどさくさに紛れて「好きです!」と、迫ることも。

 “役得”で、北村からの壁ドンシーンもあるそうで、LiLiCoは「心の中でガッツポーズで、『やったぜ!』って。演じているときは、目がハートですよ。いつ告白しようかと思っていたけど、でもタイミングがなかった」と、苦笑いだった。

 イベント終盤にはあなごとジャックが登場。北村があなごを抱きしめさまざまなポーズをとり、観客からは「カワイイ〜!」と、メロメロにさせてしまう。北村は、あなごの頭の匂いなどをかいだりしつつ、抱き心地について「最高ですよ」と、ニンマリ。ジャックを抱いたLiLiCoといえば猫アレルギーにもかかわらず、抱きしめ続けるプロの仕事を見せていた。

 最後に北村は、「自主映画を作っているわけではないですが、心で届けるような映画です。クオリティーとかアラとか気にしないでください。僕達もあまり気にしてないので(笑)。家族の方、親戚の方、皆さんにおススメできる映画です。是非、大勢の方と一緒に楽しんでください」と、PRしていた。