映画『S −最後の警官− 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』完成披露舞台挨拶が11日、恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われた。この日、主演の向井理をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、大森南朋ら他、総勢10名の豪華キャストが集結した。

♦︎日程:8月11日(火)
♦︎会場:恵比寿ザ・ガーデンホール
♦︎登壇者:向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督

2009年より『ビッグコミック』(小学館刊)にて連載中の人気漫画。現代の日本社会が抱える問題点を描いた重厚かつ超骨太なストーリーと主人公をはじめ魅力的なキャラクターたちが織り成す人間ドラマが話題を呼び、2014年に連続ドラマ化(平均視聴率14.2%、最高視聴率18.9%)し、約1年半の時を経てついに映画化。

SAT(警視庁特殊部隊)の機動力とSIT(警視庁特殊犯捜査係)の捜査力を併せ持ち、国内全てを管轄とする警視庁直轄部隊のNPS(警視庁特殊急襲捜査班)メンバーが、国の未来、愛する人との未来を取り戻すための究極のミッションを遂行する姿を描く。

主人公のNPS隊員・神御蔵一號を演じる向井は「ドラマは成長物語であって、映画ではそこから成長した一號が観られると思います」とあいさつし、「綾野くんとセリフをかわすシーンがあるんですが、連ドラ観てない方でもそこのワンシーンだけで2人の関係性やいろんなバックボーンが分かる。短いシーンですけど、すごく説得力があります。試写を初めて見た時に『ああ、良かったな』と思いました」と綾野との共演に手応え。
一號のライバルでSATの天才スナイパー・蘇我伊織を演じる綾野は、向井に対し「映画をきっかけに共演者としても友人としても関係性が深まり、素直に長い付き合いになるなと思いました」と打ち明け、「いつか10年後とかお互い隊長になってたら面白いですね」と続編に期待を込めた。

一方、NPSの狙撃手・林イルマ役の新垣は「完成した映画を観た時に、見ているだけなのに汗ばむくらい熱い気持ちにさせてもらいました」とにっこり。自身の役どころを「ドラマでは揺るぎない信念を持っていたのですが、映画ではある事件をきっかけに、自分にとって大事なものがなんなのかを改めて考えさせられるエピソードがあります」とアピールした。

また、ドラマに引き続き本作のメガホンを取った平野監督は「向井君の気合や意気込み、迫力、喋りかけられないほどオーラがすごくて圧倒されました。見ていて痺れましたし、この作品はいけるなと確信しました。新垣さんや綾野君、ほかの面々もそれに引っ張られたんじゃないかなと思いますね」と太鼓判を押した。

最後に向井は「この映画を観て、何かを受け取ってもらえれば作った甲斐があります。もっともっと大きな『S』になって、あわよくばもう一度『S』が作れるように、皆さんの頑張りにかかっているので宜しくお願い致します」と願いを込めた。

映画『S −最後の警官− 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日より全国ロードショー

(Report:小宮駿貴)