史上空前のエンターテインメント『スター・ウォーズ』シリーズの最新作にして、その新たなる3部作の第1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がついに12月18日(金)公開となる。このたび、世界的にも知名度が高く、国の重要無形民俗文化財でもある「青森ねぶた祭」の前夜祭セレモニーに<スター・ウォーズねぶた>が登場し、会場に集まった約3万人を熱狂させた!

日本でも認知度が高い、夏の風物詩の1つでもある「青森ねぶた祭」。2015年はSTAR WARS YEARということで、この日本を代表するお祭りに『スター・ウォーズ』が参戦!ルーカスフィルムが監修した4台の<ねぶた>をねぶた師が立体的に制作するということもあり、お披露目前から日本中で話題に。『スター・ウォーズ』は元々、黒澤明作品や、日本の文化から多大な影響を受けており、違和感なく日本の伝統的なお祭りに溶け込んだ。また映画作品の登場人物やキャラクターが<ねぶた>として精緻に制作されるのは史上初の試みである。
8月1日(土)に、翌日から始まる「青森ねぶた祭」に先駆けて開催された前夜祭セレモニーに<スター・ウォーズねぶた>が登場。13時から優先観覧エリア整理券が配布されるも僅か25分で配布終了。日本全国より100人を超える報道陣が参加。会場となる青森市の青い海公園特設ステージには実物を見るべく駆けつけた約3万人で埋め尽くされ、19時の開始前から熱気と興奮で大盛り上がり。初めにねぶた制作者を代表し、ねぶた師の北村春一さんが今回の制作について「下絵の段階からねぶたをよく研究しキャラクターを克明に再現するだけでなく、ねぶた独自の技法との表現を理解し尊重してくださったスタッフの皆さんに深く感謝します」とコメント。北村さんは12月公開の最新作を題材とした[フォースの覚醒ねぶた]の制作を担当。熱い気持ちを語った。 
そして、ついに<スター・ウォーズねぶた>が初お披露目。まずは[ドロイドねぶた]が登場。会場からは完成度の高さに加えて、人気のキャラクターが描かれているねぶたを目の前にして歓声が沸き起こった。『ドロイドねぶた』にも表現されているR2-D2が、この日のために応援に駆け付けて登場。自分のねぶたでの晴れ姿に満足している様子に会場からは「カワイイ」という女性ファンの声も上がっていた。次に[ジェダイねぶた]が登場。ルーク・スカイウォーカーとヨーダというジェダイを代表する2人が描かれているとあって、フォースの強い熱気が感じられるデザインにファンも大喜び。続いて[シスねぶた]。どこからと「コーホー・・・」という呼吸音と共に、おなじみのテーマ曲に乗ってダース・ベイダーとストームトルーパーが会場に登場。シスねぶたから発せられる闇黒のフォースを感じ取ったかのようなダース・ベイダーの合図をきっかけに[シスねぶた]が登場。見事なデザインに加え、凝った演出に会場からは拍手が湧き起こった。そして最後の4台目、この日までそのデザインも極秘とされていた[フォースの覚醒ねぶた]が登場。12月に公開される最新作に基づき、左にはヒロインのレイ、右手には人気沸騰中の新キャラクターBB-8、中央には新たな3部作の悪役と発表されたばかりのカイロ・レンがデザインされており、ひときわ大きな歓声が上がった。
全てのねぶたが勢ぞろいした後、青森市長の鹿内博氏が「明日から始まる青森ねぶた祭りにこうしてスター・ウォーズが、応援しに元気を与えに励ましに、前夜祭に駆け付けていただき、心から感謝申し上げます。先人たちが残してくれた素晴らしいねぶたを次の世代にもしっかりと受け継ぎ伝えていきたい」と挨拶した。
会場の盛り上がりが最高潮となったところで、青森工業高校ねぶた研究会によるスター・ウォーズねぶた4台を使ったデモンストレーションが開始。『スター・ウォーズ』のメインテーマが流れる中、4台のねぶたが前後左右に移動し回転。一斉に動き出す4台のねぶたの大迫力に会場も終始釘づけとなり、観客の興奮も冷めやらぬ中イベントは終了した。
この<スター・ウォーズねぶた>は、この後、8月2日(日)から7日(金)までの「青森ねぶた祭」開催期間中、2台をワ・ラッセ展示スペース(要入館料)、もう2台をワ・ラッセ屋外の西側広場に展示(無料)する。展示されるねぶたについては、ローテーションを組む。12月の映画公開前にして急速にその熱気は日本各地へ広まっている。既に【スター・ウォーズ現象】はとどまることしらず、いまや“映画”という枠を越え、オリンピックやサッカーワールドカップと並ぶ世界最大のイベントと目される「スター・ウォーズ」。新たなる3部作の幕開けとなる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の動きに日本、そして世界が注目している。