映画『ピースオブケイク』完成披露プレミア上映会が22日、新宿バルト9にて行われた。この日、主演の多部未華子、綾野剛をはじめ、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら豪華キャストに加え、6年ぶりにメガホンを取った俳優・田口トモロヲが監督として出席した。

♦︎日程:7月22日(水)
♦︎会場:新宿バルト9
♦︎登壇者:多部未華子、綾野剛、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督

累計発行部数50万部を誇るジョージ朝倉による人気コミックスを、2009年公開『色即ぜねれいしょん』以来6年ぶりに監督を務め、俳優としても活躍中の田口トモロヲが映画化した本作は、現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描く。

恋愛に翻弄されるヒロイン・梅宮志乃を演じた多部は「原作を読んだときも感じたんですが、私もわりと流されやすいタイプなので、付き合って『好きすぎるあまり不安になってしまう』ところとか、共感できる感情はたくさんありました」と細々とした声でコメント。
志乃の恋人役・菅原京志郎を演じた綾野は、多部との初共演に「非常に気持ちのいい方。型じゃなくて感情でぶつかって来てくれるので、ほんとに志乃像がしっかり見えて、京志郎の輪郭を作ってもらえて大変助かりました」と初共演に手応え。
一方、オカマの天ちゃんを演じた松坂は、個性的な役作りに「美意識をとにかく高めました。エステ予約したり美容パック買い込んだり、少しでも女心を自分の中に取り入れようと。女性って大変なんだなとつくづく思いました」とにっこり。
また、松坂は劇中で「ガールズトークを繰り広げたりするんですが、監督のカットが遅くて後半アドリブになってくるんですよ。それでペラペラな内容のトークになって、ある種緊張感のある現場だった」と吐露。
田口監督は「すごい引き出しを持っていて、そのまま泳がせていたらいい構造が見えたので、何回も無茶なオーダーをしました」と松坂の“女子力”を称賛した。

映画『ピースオブケイク』は9月6日より新宿バルト9ほか全国ロードショー

(Report:小宮駿貴)