フランスで4週連続興行成績第1位の大ヒットを記録した映画『ボヴァリー夫人とパン屋』が本日7/11(土)に公開初日を迎え、本作で登場人物たちの運命を左右する重要なアイテムが“パン”ということにちなみ、最近、数多くのTVにも出演されている【パン屋さんめぐりの会】でお馴染みの片山智香子さんを迎えてトークショーが行われた。

ボウル一個で作る手軽さが話題を呼び、自身が開催するパン教室の生徒数はのべ2000名を超え、雑誌『VERY』の子連れウェルカムなお稽古サロン30に選出、Facebookで「パン屋さんめぐりの会」は約8000人を超えるなど、絶大な人気を集めている片山さん。

本作を鑑賞した片山さんは「程よく官能的でただ視点がパン屋さんである主人公の妄想も含めてなので時にユーモラスでした。個人的にはボヴァリー夫人がパンを嗅ぐシーンがエロティックで好きですね(笑)」と振り返り、会場の笑いを誘った。片山さんのパン好きは意外にも大人になってからで「子供の頃はむしろ、ご飯が好き。パン好きは大人になってからです。初めてフランスのチェーン店で食べたパンがとてもおいしくて感動し、そこからパンの虜になりました」と当時の感動を明かした。最近のパンブームについては「パン業界で新世代と言われる40代のパン職人が、フランス修行で培ったおいしくてヘルシーなパンを作る技術が日本で受け入れられ始めていると思います。ここ5年位ですよね。今後はますます、雑穀などヘルシーなパンを扱ったお店が増えていくと思います」と分析。今回、映画の公開を記念し、女性を中心に今人気のメゾンカイザーで本作とコラボした「ボヴァリー夫人のパン」が販売中。「プチプチした触感が良く、とってもおいしかった!」と片山さんも太鼓判の味。その他、片山さんがお勧めのパンは「渋谷の”ゴントラン シェリ”のクロワッサンが、外がカリカリで中がフワフワで本当においしい!あと、麻布にある“メゾン・ランドゥメンヌ トーキョー”のフランス産のバターをたっぷり使ったクロワッサンが絹のような触感で感動しました。480円とちょっとお高いですけど、ぜひ一度は食べてほしいパンです」と観客にPRした。

本作は『ドライ・クリーニング』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌがメガホンをとり、『屋根裏部屋のマリアたち』のファブリス・ルキーニ、『アンコール!!』のジェマ・アータートン主演で贈る、有名小説をモチーフに現実世界と混同するパン屋が巻き起こす官能的でユーモラスな新感覚なドラマ。小説「ボヴァリー夫人とパン屋」を愛するパン屋のマルタンは、隣に越してきた小説と同じ名前を持つジェマ・ボヴァリーの魅力に虜になるが、ある日、ボヴァリー夫人の不倫現場を目撃。ボヴァリー夫人が愛読書の小説と運命を辿るのではないかと心配したマルタンは思わぬ行動に出る。

スクリーンから香り立つ本場フランスパンの数々も見どころの本作。ぜひ、パンを頬張りながら、スクリーンでマルタンとボヴァリー夫人の運命を見届けてほしい。映画『ボヴァリー夫人とパン屋』はシネスイッチ銀座ほか全国にて絶賛公開中!http://www.boverytopanya.com/