映画『リアル鬼ごっこ』初日舞台挨拶が11日、新宿ピカデリーにて行われた。この日、主演のトリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵理菜、本作のメガホンを取った園子温監督が客席から登場。トリンドルらトリプルヒロインが、本作の“鬼をやっつ(8つ)ける”に絡めた、見事な8枚の“鬼”瓦割りを披露し、会場を沸かせた。

♦︎日程:7月11日(土)
♦︎会場:新宿ピカデリー
♦︎登壇者:トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵理菜、園子温監督

客席で映画を鑑賞していたトリンドルは、初日を迎えたことに「嬉しいです。晴れてよかった」と会場を和ませ、篠田は「観ていて震えが止まらなかった。やっと(作品が)旅立ったというか、皆さんにやっと観ていただけると思うと、ほんとに嬉しい」と感無量の表情をみせた。続けて真野も「胸がいっぱいです。皆さんと一緒に観て、エンドロールで自分の名前を見たときに『どうしよう、泣きそう』と思っていたら、トリちゃんと麻里子さんも上を向いてウルウルしていて。ほんとにこの作品に出演できて幸せです」と笑顔を浮かべた。

園監督は、無事主演をやりきったトリプルヒロインへ「トリンドルさんは初めての主役で、おどおどしていたけど、どんどん良くなった。真野さんはどんどん僕の映画に出ているし」と語り、体を鍛えているというエピソードを明かし「篠田さんは先日ジムでお会いして、この作品のためにアクションの稽古をしていたんですが、それをこれからのためにと続けていて、『すごいなあ』と思いました」と褒めちぎった。

舞台挨拶では、大ヒットを祈願し、末広がりの8、鬼をやっつ(8つ)けるという意味を込めて、本作にちなみ8枚の“鬼”瓦割りを披露。初めての瓦割りに、トリンドルは「痛かった。全部割れたか不安でしたが、割れましたね」とにっこり。篠田も「きれいに割れてよかった」とコメント。
3人の見事な瓦割りに、園監督は「割れないと思っていましたが、すごい。みんな力あるな〜と、怖くなりました」とジョークを飛ばし、笑いを誘った。

累計発行部数200万部を超える山田悠介の大ベストセラー小説を、鬼才・園子温監督がオリジナル脚本で新たに映画化した本作。全国の佐藤さんが追われるという原作の設定を大胆に変更して、全国のJK(女子高生)をターゲットに『捕まったら、死』の鬼ごっこを繰り広げる。

映画『リアル鬼ごっこ』は全国公開中

(Report:小宮駿貴)