映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』初日舞台挨拶が10日、お台場シネマメディアージュにて行われた。この日、乃木坂46の西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花、橋本奈々未、生駒里奈ら総勢12名の豪華メンバーに加え、数々の乃木坂46のMVを手掛け、本作のメガホンを取った丸山健志監督が出席した。さらに主題歌『悲しみの忘れ方』を初生披露し、会場を沸かせた。

♦︎日程:7月10日(金)
♦︎会場:お台場シネマメディアージュ
♦︎登壇者:西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花、橋本奈々未、生駒里奈、若月佑美、秋本真夏、桜井玲香、深川麻衣、高山一実、松村沙友理、星野みなみ、丸山健志監督

結成3周年を迎え、着実に知名度を上げてきた正統派美少女アイドルグループ・乃木坂46の素顔に初めてスポットを当て、彼女たちの“真実”とは何か、驚きと感動、そして勇気を与えてくれる待望のドキュメンタリー映画。

舞台裏や密着ロングインタビューに加え、彼女たちの“母親”にも焦点を当てて描いた本作に、生駒は「結構いろんなところで泣いてしまった。私のお母さんの後ろ姿や、海老フライ作ってる姿が観れて、上京当時(撮影時)のことを思い出して、グッとくるものがありましたね」と振り返った。
白石は「滅多に親をライブに呼ばないんですが、代々木でのライブに初めて招待したら『すごい嬉しかった』って言ってくれて、自らチケットを取って来てくれたこともあって……」と涙で言葉を詰まらせるも「あまり迷惑をかけたくないので、親とは連絡を取らないようにしているんですけど、ちょっとでも親孝行できたかなって。これからも家族や友達、ファンの皆さんのためにも、もっと頑張ろうって改めて思いました」と大粒の涙をみせた。

一方、恥ずかしかったシーンを聞かれた西野は「自分のおじいちゃんが出てくるところは笑っちゃいましたね。スクリーンデビューしたんだと思って(笑)オーディションのときの自分が、別人レベルで恥ずかしかった」と赤面。
撮影で母校を訪ねた橋本は、担任教師とインタビューを受けたエピソードを話し「メールで『映画楽しみです』って来たんですが、出来上がった作品を観たら先生が一秒も映ってなかった」と語り、責任を問われた丸山監督は「ごめんなさい、ごめんなさい」とタジタジな表情をみせた。

また、発売未定の主題歌『悲しみの忘れ方』を披露した生田は「風情が感じられる曲。『みんながいるんだ』っていうことが表現されていて、乃木坂入る前の迷っていたメンバーが集結して、支え合っているんだということにグッときました。誰もがきっと想いを寄せられる部分があると思うので、CD化しないのがほんとにもったいないと思います」と笑顔を浮かべた。
主題歌を聞いた丸山監督は「生歌を初めて聞いたんですが、メンバーとの撮影時を思い出して泣きそうになりました」とコメントし、「彼女たちの取材を通して、嫌なことだったり辛いことがあっても、前へ一歩を踏み出す大切さというメッセージを込めて作りました」と本作をアピール。

最後に生駒は「この映画で、今まで4年間の一区切りになると思うんですが、まだまだ未熟なところがたくさんありますし、まだまだ上らなきゃいけない坂があると思っています。乃木坂46が日本一のアイドルになれるよう一生懸命頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と感無量の表情を浮かべた。

映画『悲しみの忘れ方 Documentary of乃木坂46』は全国公開中

(Report:小宮駿貴)