雪山での楽しいバカンスが、「夫のとんでもない行動」で家庭崩壊の危機におちいる『フレンチアルプスで起きたこと』。
夫のダメさ加減から大問題に発展する“結婚生活あるある”な出来事を描き「カップル・夫婦で観てはいけない映画」と呼ばれる本作を有村昆・丸岡いずみ夫婦が2人で鑑賞。お揃いのスキーウェアを着て仲良く登場した二人だったが、映画の話をするうちにどんどん雲行きが怪しくなり、ついにバトルに発展…!?

● 日程:6月25日(木)    
● 場所:渋谷 光塾
● 登壇者:
有村昆(38)1976年7月2日生まれ  
丸岡いずみ(43)1971年8月6日生まれ

有村:
この映画は1年前に既に観ていたんだけど、とても面白かった!カンヌ国際映画祭で注目されて欧米でも大絶賛を受け、去年の『ゴーン・ガール』よりも恐ろしいと話題です。夫婦が危機に直面して、ダメな夫が妻に追い詰められますが、「人の不幸は蜜の味」といか面白いですよね。とても深刻なことが起きているのに、これはコメディなんです。夫婦で観ると考えるいいきっかけになるし、お勧めです!
いずみんはこの映画を観てどうでした?

丸岡:
私はもう観た瞬間、「この映画の夫は、うちの有村じゃん!」と(笑)。にやにやしながら観てしまいましたね。スウェーデンの映画ですが、男性陣のダメさ加減は国境を越えて共通なんだと思いました。
映画では突発的に起こった災害に対して、夫が家族を置いて逃げてしまうのですが、もし、私たちに同じようなことが起きたらどうなるかと考えると…、昆ちゃん(有村)は、一目散に逃げると思う!
普段の生活の中でも何か面倒なことになると、(有村は)逃げますよね(笑)。こういう残念な行動が多々あるんです、不満はありますね〜!

有村:
これは公開処刑ですか(笑)?いやぁ、男はつらいなー。でも映画では、夫の事を奥さんがネチネチと攻め続けますよね。

丸岡:
うちは男女が逆転しているかもしれませんね。夫のほうがネチネチで…(笑)。ずっと過去の事を蒸し返すんです。この間も、たった380円のアメをカードで無断で買ったことを朝の7時からネチネチと説教をされて…。謝っても、謝り方に気持ちが入っていないと言って、うるさいんです!

有村:
気持ちの問題は大切なんだよ。まぁでも、この続きは今夜もやりますね、きっと(笑)。でも、僕がこんな感じなので、いずみんの男みたいな性格に憧れています。ハートが強くて、どんな状況でもガンガン行ける所は尊敬しますね。

◆最後にメッセージ
有村:
この映画はあえて、夫婦でチャレンジして観て欲しいですね。僕はいずみんと一緒に観るのは怖くて出来ませんでしたが(笑)。真夏に凍るような体験をして欲しいです!でも、僕がネチネチと小言を言って、二人で言い争いになっていますが、こういう話を出来るという事は、まぁ良い事なのかなと思います。この映画で二人の愛を確かめ合う、というのも良いのではないでしょうか。

丸岡:
この映画をカップルで観に行くと、そのあと二人はどうなるのか?男性にもぜひ観てもらいたいですね。男ってバカだなと、反省して、自責の念を持ってもらいたいですね!ブラックユーモアが効いていて、観た後にとても考えさせられる大人の映画として、ぜひ多くの方に楽しんでもらいたいです。