園子温監督の最新作『ラブ&ピース』、怪獣特撮映画の要素を取り入れながらも「愛」をテーマに描いた感動作が遂に完成致しました。『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』などヴェネチア映画祭ほか海外映画祭で高い評価を受け続ける園子温監督が、第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞した『愛のむきだし』以来に直球に愛を描いた待望のオリジナル作品で怪獣映画でありながら、感動と涙が待ち受ける、園子温「魂の集大成」の感動のラブストーリー。この度、キャスト、監督がによるジャパンプレミアを執り行いました。

6月24日(水)開催『ラブ&ピース』ジャパンプレミアイベント
■登壇者/登壇者:園子温(監督)、長谷川博己、麻生久美子、西田敏行 
■場所/新宿明治安田生命ホール

本作のジャパンプレミアが執り行われ、園子温監督を始め、主演を務めた長谷川博己(鈴木良一役)、麻生久美子(寺島裕子役)、西田敏行(謎の老人訳)の4名が登壇した。長谷川が壇上に姿を現すと割れんばかりの黄色い声援が飛び交いイベントがスタート。

〈ご自身で作品を観た感想は?〉とのMCからの質問に長谷川は「最初観たときは『演技やり過ぎちゃったかな』と思い少し後悔しましたが、冷静になって再度作品を観たとき、無意識に訴えかけてくる感動がありジ〜ンときました。大人になるにつれて、鈴木良一という人間が成長して駆け上がっていくにつれて失うものもある。それを取り戻したい、けど取り戻せない、そんな気持ちがジーンきたのかな」と話すと、“やり過ぎちゃった”に対して園監督は「全然!」と言いつつ「殻を何枚も何枚も破り捨てて、普通5年程掛かることをたった1秒でやってのけた。凄まじい演技です!」と長谷川の演技力を称えた。麻生は「亀がとにかくかわいくて、とってもあったかい気持ちになりました。園監督のメッセージが、直球でビュンビュンと投げられているような作品で、なんだかよく分からないけど感動して、気づいたら泣いている。パワーがあって、エネルギッシュなんだけど構える必要もない。とてもいい作品だなと思いました」と述べると、西田も「ピュアな気持ちになれました。『物を大事にしろよ!』って言われているようで、とても優しい映画です。」と作品の見どころを語った。西田のコメントを受けた園監督は「西田さんが観たという日の深夜に長谷川くんから電話がかかってきて、『今西田さんと飲んでいるから来ませんか」と電話があり、行ったら西田さんが『すごくよかった。良すぎて飲んだんだ』と。最高だなと思ったし、うれしかったのを覚えています」と振り返った。

本作で初共演を果たした長谷川と麻生、<印象に残っていることは?>との質問に長谷川は「麻生さんは凄い笑い上戸。(2人で)やるほどおもしろくなっちゃって。2人とも地味な役だから笑ってはいけない役なのに」と明かすと、麻生も「監督が飛んできて『今笑ったでしょ!笑わないで!』と注意されました。」と撮影現場を思い出しながら話す2人。これには1人で演じるシーンが多かった西田がが「いいな〜笑える現場だったんだ・・・俺そんなことも知らないんだ。絡みなかったから・・・」と悲しげにボヤき、会場の笑いを誘った。

また、<深い愛、激しい愛を感じた経験は?>との質問に対し長谷川は「園監督からは激しい愛を感じます。厳しく言われるのは愛情だと思ってます。」と回答。麻生は自身の母親をあげ「母が『久美子になにかあったら私が命を懸けて守る!』と言われて、愛情深いなって」と、感慨深げに語った。西田は「小学校5年生の時の担任、キミシマ先生です。」とここでも会場は笑いに包まれた。

最後に、フォトセッションを終えると、園監督は「(お客様も)写真撮っていいですよ!」と客席からの写真撮影を急遽快諾。まさかのサプライズに集まったお客様は喜び、客席からもフラッシュが飛び交った。終始和やかな雰囲気と、笑いの絶えないイベントとなった。