女子高生とMX4D初体験した市原隼人、三池崇史監督
予想以上の臨場感に、「映画ってこんなに楽しい」

三池崇史監督、市原隼人主演の映画『極道大戦争』が遂に封切り、大ヒット公開中です。
この度、TOHOシネマズ 新宿に、東京初上陸となる「MX4D」シアターが、6月26日(金)にオープンすることに伴い、邦画初のMX4D版映画となる『極道大戦争』の完成披露試写会イベントをTOHOシネマズ新宿にて実施。市原隼人、三池崇史監督が登壇し、30名の女子高生たちに囲まれ、初体験いたしました。「(女子高生と)一緒に観るのは新鮮で、緊張します」と照れ笑いを見せた市原と監督はMX4D体験後、大興奮した様子で再び登壇。「今まで観た映画の中で、一番衝撃を受けた!」「アトラクションみたいで、ずっと楽しかった!」「映画をより体で感じられた!ヤバい!!」と盛り上がる女子高生に、監督も満足気の表情で「自分で作っておいて、最高に面白かった」と胸中を明かし、会場を沸かせました。

【日程】 6月23日(火)
【会場】TOHOシネマズ新宿 
【登壇者】市原隼人、三池崇史監督

■邦画初となる『極道大戦争』は、派手なアクションシーンが多いことからMX4Dに合った作品と判断されました。
本作をMX4Dにするとはじめに聞かれた時、どう感じました?

監督:(配給の)日活さん大丈夫かな?と(笑)。普通の発想では、本来『極道大戦争』のような映画をMX4Dにするなんて考えもつかないはずなので、非常に驚きました。映画内容と合わさって、「5D」くらいの迫力になるんじゃないかな。
■MX4Dシステムは、ロサンゼルスの会社がすべて制作を担当しているとのことですが、どのあたりのシーンの演出が気になっていますか?

監督:自分が直接ディレクションしたわけではないので全シーン楽しみです。アメリカ人の制作スタッフにすべて任せている分、彼らがどんな演出を面白いと捉えて、本作にどんなエンタテインメント要素を付け加えてくれるのか非常に楽しみ。
市原:衝撃的なシーンが沢山ありますし、噛まれるシーンがどんな風になるか楽しみですね。あとアクションシーンも。
■監督は、以前登壇されたイベントで、本作を「女子高生に観てほしい」と仰っていたそうですね。

監督:以前、AKB48の子に映画を観てもらって大騒ぎになっちゃったことがあったけれど(笑)、本作では女子高生の皆さんにぜひ最後まで楽しんで観てもらえたら嬉しいです。でも、まさか本当に女子高生との試写が実現するとは…。

——-MX4D体験後のコメント——-
■MX4Dを初体験してみて、感想は?
監督:女子高生の皆さん、最後までよく頑張ったなと。映画が始まった瞬間、これはヤバいかもと感じたのですが、いやぁ、自分で作っておいてですが、最高に面白かったですね(笑)。しかも女子高生の皆さんと一緒に楽しめるなんて、光栄でした。個人的には、男性の若頭役を演じた高島玲子さんの“あるシーン”で、顔に水が飛んでくるのが印象的でしたね。非日常的な世界が映画館にあっても良いんだということを、(男性役という)普段はなかなかこういう役を演じていない高島さんが演じたことで証明したと思います。
市原:予想以上の臨場感!初めて映画館で腹を抱えて笑いました。本当に新鮮で、映画ってやっぱりこんなに面白いんものなんだと、改めて気づきましたね。こんなに水が出るとも、座席が揺れるとも思いませんでした。

■今日集まってくれた女子高生に、聞いてみたいことや伝えたいことはありますか?
監督:女子高生の皆さんは、劇中に出てくる役のことをずいぶん心配してくださって、非常に(物語に)入り込んでくれていて嬉しかったです。世の中には、色んな映画があるってことを感じてくれたんじゃないでしょうか。
市原:『極道大戦争』は、今の映画界にすごく挑戦的な映画だと思います。映画同様、これからの日本を担う女子高生の皆さんにも挑戦する気持ちを忘れずに持っていてほしいと思います。今後、自分の職業ややりたいことに誇りを持って、素敵な人生を歩んでもらいたいです。

——–女子高生から質問!——–
■お芝居で一番大切にしていることは何ですか?
市原:役者をやってきて思うのは、どんなことでも大事なのは“見せ方”より“在り方”ということ。また、芝居で最も大切なことは、本番前にどんな準備をするかということだと思います。『極道大戦争』でも、雨が降っても寒いと感じないくらい、殴られても痛いと感じないくらい集中して臨みました。俳優という職業って、無くてはならないものではないと思います。映画が無くても生きてはいけるし。でも、だからこそ、映画に携わっている現場の皆が情熱をかけなきゃダメだとも思う。自分は「志」という感じが好きなのですが、信念を持って、責任を持って最後までやり遂げることが大事だと考えて、1つ1つの芝居と向き合っています。