映画『ストレイヤーズ・クロニクル』ジャパンプレミアが18日、東京国際フォーラムにて行われた。この日、主演の岡田将生をはじめ、染谷将太、白石隼也、清水尋也、鈴木伸之、柳俊太郎、瀬戸利樹ら若手実力派俳優に加え、本作のメガホンを取った『アントキノイノチ』の瀬々敬久監督が揃って登場。また、主題歌『ロマンスがありあまる』を歌うゲスの極み乙女。がサプライズライブを敢行し、会場を大いに盛り上げた。

♦︎日程:6月18日(木)
♦︎会場:東京国際フォーラム
♦︎登壇者:岡田将生、染谷将太、白石隼也、清水尋也、鈴木伸之、柳俊太郎、瀬戸利樹、瀬々敬久監督、ゲスの極み乙女。

気鋭のミステリー作家・本多孝好の同名ベストセラー小説を、『デスノート』『GANTZ』の製作チームが映画化した本作は、極秘実験によって全く違う方法で生み出された2組の特殊能力を持つ若者たちが、宿命によって引き合わされ、それぞれの人生、人類存亡をかけた切なくも壮絶なアクションエンターテインメント超大作。

冒頭、岡田が会場を歩くルートを間違えるハプニングに「染谷くんに『ルート大丈夫?』と言われていたんですが、見事にルートを間違えてしまいました」と天然っぷりを発揮した岡田に対し、染谷は「出てくる前に『やっぱまーくん道間違えたりするんでしょ』って話してたらほんとに間違えるっていう。衝撃ですね」とつっこんで笑いをとった。

初めてアクションに挑戦した岡田は「いい体験ができました。ほんとに魂と魂がぶつかり合うアクションが出来たと思います」とコメント。
劇中では岡田演じる昂をリーダーとする『チームスバル』と、染谷演じる学が率いる『チームアゲハ』に分かれて特殊能力バトルが繰り広げられていく。チームの雰囲気を聞かれると、岡田は「明るく毎日楽しくやらせていただきました」と話すのに対し、染谷は「こちらのチームはほんとにストイックでしたね。あんまり会話がなかったですね。沸々と怒りをもったチームなので、すごい緊張感が流れてました」とそれぞれのカラーが垣間見えた。

そんな対照的なチームについて、『チームスバル』の白石は「兄弟のように仲良くやってました」とにっこり。リーダーを務める岡田の印象を聞かれると、清水が「スマートなんですよ。岡田さんの前世は優しさの塊です。最年長として僕らを引っ張ってくれたり、焼肉食べに連れてってくれたり」と話すと、岡田は「照れるな」と笑みを浮かべた。
一方、『チームアゲハ』の鈴木は「こっちはご飯とかそういうのはなかったんですが、染谷さんがお芝居に集中できる環境をつくってくださってやりやすかったです」と対照的なエピソードに、会場からは笑いが起こった。
また、『3秒先が読める』特殊能力を持つ岡田は、その能力を「(実際にあっても)あんまり便利じゃない。3秒先よりもうちょっとあれば(笑)結構のんびりやさんなので、僕の反射神経だと反応ができない」と自虐してみせた。

イベントでは、ド迫力アクションが魅力の本作にちなみ“壁ドン”を超える“壁ドカン”を、岡田が染谷を相手に披露。瀬々監督が「リハーサル」と題し、岡田は恥ずかしがりながらも「愛してるよ」と一般的な“壁ドン”をしてみせると、ものすごい黄色い声援を浴び、相手が染谷ということに笑い声も飛び交った。続けて本番の“壁ドカン”を披露し、会場をさらに沸かせた。人生初の壁ドンに、岡田は「初めてが染谷くんでよかったです」とにっこり。やられた染谷も「一生の思い出ですね」と満面の笑みをみせた。

上映後には、主題歌『ロマンスがありあまる』を歌うゲスの極み乙女。がサプライズライブを敢行し、観客を喜ばせた。

映画『ストレイヤーズ・クロニクル』は6月27日より全国ロードショー

(Report:小宮駿貴)