映画史を変えた世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、20年にわたり世界中に驚きと感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサーが贈る待望の最新作『インサイド・ヘッド』(7/18公開)。「ピクサー史上、最高傑作!」「完璧な大人向けの感動作」といった批評家からの絶賛も寄せられている本作、全米公開を目前に控え、LAプレミア(日本時間の6月9日)が実施された。ピクサー長編アニメーション20周年としてピクサーが満を持して贈る本作にふさわしく、本作の監督であるアカデミー受賞監督のピート・ドクター、製作のジョナス・リヴェラ、ディズニー黄金期の立役者で製作総指揮を務めるジョン・ラセターなどピクサーを代表するフィルムメーカーたちが勢ぞろいした。歴代ピクサーの全15作品に声優として登場している、ピクサー作品のレジェンドともいえるジョン・ラッツェンバーガーも登場。ピクサー作品を支え続けてきたメンバーたちが本作の出来栄えに太鼓判をおし、その想いを語った。

ジョン・ラッツェンバーガーは、スタジオの記念すべき一作目『トイ・ストーリー』シリーズのブタの貯金箱、ハム役から『インサイド・ヘッド』まで、全てのピクサー作品で声優を担当してきた。彼は、「20周年という節目の年を迎えたけど、すべてのピクサー作品にかかわってこられたことを本当に嬉しく思っているよ。」と20年間という歴史をかみしめながらも、最新作で演じるキャラクターについて「僕が演じたのはフリッツというキャラクターだよ。でも、言えるのはここまでだから、あとは劇場で探してみてほしいな。」と、特別な情報として名前だけを明かしてくれた。
また、数々の感動を世に送り続けてきたピクサー最大のレジェンド、ジョン・ラセターも「ラッツェンバーガーは、ピクサーの幸運のお守りであり、私の良き友人でもあります。『インサイド・ヘッド』が15作目になりますが、すべてに出演してもらっていますよ。」と、ピクサーの隠し玉、ラッツェンバーガーを称賛した。

製作のジョナス・リベラは、「僕らにとっては、ラッツェンバーガーはまさに幸運のお守りだよ。今までの15作品で、彼は大小さまざまな役割を演じているんだ。もちろん、この作品にも登場するよ。ぜひ劇場で発見してほしい。僕たちは彼のことが大好きだし、ピクサーファミリーにいてくれていることをとても誇りに思うよ。」とコメント。監督のピート・ドクターは「僕にとって、ラッツェンバーガーはすべての作品にまたがる、橋のような存在なんだ。色々な人が出たり入ったりするけど彼だけは一貫している。ジョン・ラセターもね。ジョン同士だね。(笑)」と言うと、二人はスタジオを支え続けてきた二人の“ジョン”の存在について大盛り上がり。「ジョンたちがスタジオを作り上げているんだ」というジョークまで飛び出した。

 本作の見どころについて、ジョン・ラセターは「この作品もみなさんにお披露目できることができて本当に興奮しています。この作品は我々ピクサーにとっても、とても特別です。みなさんの中で“感情”や“思い出”がどのような形をしているか、をお見せします。それはとても特別なものなのです。とても感動的なお話です。11才の女の子が成長する話です。親は「早く大きくなってほしい」と言いますが、子供たちはその通り、成長するのです。そして変わっていくのです。その過程で頭や心の中で何が起きているのか、それを見ることができるというのはとても面白いと思います。」と語った。最後に、日本のファンに向けて「やぁ、私はジョン・ラセターです。今日は『インサイド・ヘッド』のプレミアです。きっとみんな、この作品を楽しんで、大好きになってもらえると思います。笑って、泣いて、心が温かくなりますよ!私たち、私も、日本が大好きです。また日本に行けることを心待ちにしてます。ドウモアリガトゴザイマス!」と日本語で締めくくった。

長編アニメーション20周年記念としてディズニー/ピクサーが総力を結集して贈る、“無限に広がる頭の中”を描いた感動の冒険ファンタジー『インサイド・ヘッド』。すでに本作を鑑賞した批評家から、「『トイ・ストーリー3』を超えてピクサーの最高傑作!」「完璧な大人に向けた感動作!」と高い評価を集め、どんな冒険が繰り広げられ、どんな感動が待ち構えているのか、公開が待ちきれない。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国ロードショー。