“ファンクの帝王”として後世のミュージシャンに大きな影響を与えたジェームス・ブラウンの生い立ちから栄光、挫折まで描いた『ジェームス・ブラウン〜最高の魂を持つ男〜』が5月30日(土)に公開。これを記念し東京・渋谷のシネクイントにて行われた舞台挨拶にJBを敬愛し、多大な影響を受けたダイヤモンド✡ユカイさんが登壇し、JBの魅力を熱く語った。

JBサウンドに乗ってノリノリで登場したユカイさん。自身は“ロックンローラー”だが、JBのサウンドに大いに影響されたということもあり「JBがキライというロックンローラーは信用しない方がいいよ!」と断言。映画の中でも語られる「これからの未来、おれの音楽をコピーするヤツが出てくる」というJBの言葉に言及し「おれもその一人です。マイケル(・ジャクソン)もプリンスもそう」とうなずく。さらに自身とJBの類似点として「髪型!」を挙げ「モミアゲがないから、かつらと間違われるんだよね(笑)」と深い悩み(?)を口にし、会場は笑いに包まれた。

特に日本では「ゲロッパ!」で名高い「Get Up (I Feel Like Being Like A) Sex Machine」には強い思い入れがあるようで「セックスマシーンじゃないと子供できないからね(笑)!」とおどけつつ「JBの曲を家で子供に聴かせるとウキウキで盛り上がるんですよ」とも。7月には、親子で一緒に楽しめることをコンセプトにしたニューアルバム「ユカイなKidsソング」をリリースするが、その中に「JBサウンドを拝借してユカイ風にした『ケロンパパのおそうじソング』というのもあります(笑)」と明かし笑いを誘っていた。

一足先に見た映画についても絶賛! 「JBの音楽はみんな耳にしてると思うけど、映画はJBの生い立ちにまで迫っていて、おれも知らないことがいっぱいあった。先駆者であり、インディペンデントで、全てを自分でやるというロックの神髄がJBには詰まっている。新たなJBの魅力を知ることになると思う」と語った。

また主演のチャドウィック・ボーズマンのダンスなどをはじめ「映画としてもクオリティが高い! (レイ・チャールズを題材にした)『Ray/レイ』に匹敵するか、あれを超えている。ミュージシャンの映画はたくさんあるけど、その中でも面白い! こうやってJBサウンドができたのか! そうだったのか! と思う部分がたくさんある」と惜しみない賞賛を送っていた。

『ジェームス・ブラウン〜最高の魂(ソウル)を持つ男〜』は公開中。