しげの秀一原作のコミックスも累計部数4860万部を誇り、若者たちに空前のクルマブームを巻き起こした伝説のマンガ『頭文字D』が、最新技術により、迫力ある映像となってスクリーンを駆け抜ける!この度、新劇場版3部作の第2弾『新劇場版「頭文字D」Legend2-闘走-』が5月23日(土)より公開になります!

本日、5月23日(土)に『新劇場版「頭文字D」Legend2-闘走-』の初日舞台挨拶を行いました。中里役を務めた諏訪部順一、制作会社サンジゲン代表の松浦裕暁、中智仁監督が登壇。本作の舞台である群馬県を代表して、ゆるキャラグランプリ(2014)・ぐんまちゃんと女子カート部のJKBが花束贈呈に駆けつけました。ぐんまちゃんより諏訪部さんへ、JKBより松浦さんと中監督へ花束が贈られました。ぐんまちゃんの登場に諏訪部さんは、「想像以上にファンシーだ!かわいい!」とコメントを頂きました。

◆日  程:5月23日(土) 
◆場  所:新宿ピカデリー スクリーン3 (新宿区新宿3-15-15)
◆登壇者:諏訪部順一(中里役)松浦裕暁(サンジゲン代表) 中 智仁監督

Q.妙義ナイトキッズのリーダー中里を演じられ、キャラクターにどんな印象を持たれましたか?
【諏訪部】
連載開始当時から原作を読んでいたので、『頭文字D』はとても思い入れのある作品です。そのため、正直悩みました。中里というキャラクターに自分の声質や
芝居が合うのか不安な部分があったもので。しかし、任せて頂いたからには、一生懸命演じさせていただきました!
完成した本編を観ましたが、バトルシーンは自分的にしっくり来た感もあったのですが、御来場の皆さんはいかがでしたか?(会場拍手喝さいを受けて)ありが
とうございます!緊張の中、頑張りました。

Q.中監督は中里に対してどのような印象を持たれていますか?
【監督】
中里は元々シルビアに乗っていてドリフトをしていたんですが、GTRに乗りかえ、グリップ走行になるという設定なんです。
諏訪部さんにはアフレコの際に、武士のようなイメージでやってもらいたいとお伝えしました。中里は、諸突猛進なタイプで、おちゃめな部分もありますよね。

Q.(原作者・しげの秀一氏からのコメントを受けて)如何ですか?
しげのさんコメント
<キャラクターが魅力的で凄いカッコよかった。敗者の美学が泣けますね。爽やかだし。最後、中里の「生きててよかったぜ…」にはシビれました。>
【諏訪部】
しげの先生にそのようなコメントをいただけて……生きてて良かったぜ!!(会場拍手)本当に嬉しいです。ありがとうございます!

Q.頭文字Dのキャラクターでバトルするとしたら、誰としたいですか?
【諏訪部】
自分はこう見えてセーフティドライバーなので(笑)バトルするとなると、どんな対決をするかですよね。
車庫入れバトルとか良いかもしれないですね。自分の大切なものを隅に置いて、縦列駐車バトルとか(会場爆笑)

Qしげのさんよりバトルシーンに関してコメントをいただいています。
しげのさんコメント
<バトルでの車の表現が熱いよね。アニメならではの工夫が凄くいい。タービンの中を空気が通っていってドカーンと爆発したりピストンだけダァーっと動いてた
り、原作ではとても描けないアニメならではの表現も良かった。>
【松浦】
CGクリエイティブプロデューサーを担当させていただきました。LD1を作った際にアニメ的な表現をやりたいと思いまして、結果、僕たちは満足できる結
果になったと思っています。1作目はああいう形で作ったので、2作目どうするんだ?と、すぐに課題が来たわけです。そこで、今回はバトルが中心だとわかって
いたので、もっとメカメカしい表現をやってみようか、ということになりました。

Q.中監督、LD3について少しだけ教えていただけますか?
【監督】
LD3の最大の見所は、高橋涼介とのバトルになってくると思います。
今回、なつきのシーンは少なかったのですが、LD3では拓海となつきの戦いも間にあるかも。

Q.皆さん、最後に一言お願いします。
【松浦】
今回バトルシーンが多く、CGカットもすごくたくさんあります。レーシングドライバーの片岡選手にも監修して頂き、GTRのバトルやFFのドリフトもすごくこだわり
ました!僕たちもイメージして作るんですが、片岡さんに理屈を教えてもらい、100カット以上は直しましたね。すごく良い感じになっております。
LD3を期待して頂いて、見て頂けると嬉しいです。

【監督】
一番苦労したのは60分の尺に収めることでした。本当はもう少しボリュームがあったのですが、実は泣く泣く落としたシーンもあるんです。
ただ、そのおかげで「もう少し見たいな」とも思って頂ける仕上がりになっていると思います。
今、LD3の製作にも入っておりますので、LD2とLD3ともども引き続き、よろしくお願いいたします。

【諏訪部】
中里が壊れた自分のクルマを前に、悲しい表情をして詫びていた姿に共感を覚えました。実は自分も過去にクルマをぶつけた時、「ごめんな」と謝りながら泣いたこともあるので(笑) ぜひ2度、3度と劇場でご覧頂いて、ゆくゆくはBlu-rayやDVDでご家庭でもご覧頂いて、本作を存分にお楽しみ頂けると幸いです!