シュールな笑いで全国の少年少女の心を鷲掴みにした赤塚不二夫の代表作“天才バカボン”初の長編アニメ映画化『天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜』の初日舞台挨拶が23日、新宿バルト9にて行われた。この日、主演・監督を務めたFROGMANを筆頭に、瀧本美織、濱田岳、犬山イヌコ、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、村井國夫の豪華声優陣が登壇。

♦日程:5月23日(土)
♦会場:新宿バルト9
♦登壇者:FROGMAN、瀧本美織、濱田岳、犬山イヌコ、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、村井國夫

本作には、その悲しすぎる結末が今や伝説となったアニメーション放送から40周年を迎える名作『フランダースの犬』から主人公・ネロと、愛犬・パトラッシュが参戦しており、ぬいぐるみのパトラッシュも登壇者とともに登場した。ユニークで、ナンセンスギャグをかますバカボン一家ですが、「一緒に住むなら誰?」という質問に瀧本は「パパについていきたいですね。パパにめちゃくちゃにされてもいいです!Mかもしれないですね(笑)」と照れくさそうな様子。対して濱田は「ママですかね。美人だし、包容力もあるし」と話すと、上島も「もちろんママですよ。ママといろんなことしたいですし。ちなみに僕はドMですから」とニヤリ。同じく村井も「やっぱりママですね。綺麗ですし。ちなみに僕もドMです」とジョークを飛ばし、笑いをとった。
続いて「自身の“バカ”エピソード」について、瀧本は「音楽を聴いてて、(イヤホンを)外して何時間か経ったあとに耳の中からイヤホンの柔らかい部分が出できて。ずーっと(耳の中に)いたみたいですね(笑)違和感なかったので、いいイヤホンだったと思います」と天然な一面をみせた。また、FROGMANとの親交のある濱田は「中学生のころ島根のFROGMANさんの実家に遊びに行ったときに、お風呂に入っていたら蛙がいて、もう怖すぎて。奥様もいたんですが、2人の前に全裸で飛び出たことがあって」と恥ずかしいエピソードを語ると、FROGMANが「フルチンで出てきたんですよ。見に行ってみたら、蛇口のところに2cmくらいの雨蛙ですよ(笑)それで騒いでて」とにっこり。上島も「僕が初めてフルチンを出したのは…」と一発爆笑をとり、「お酒飲んだ後焼肉食べに行ったんですよ。汚い話ちょっと気分悪くなって。トイレでもどしたら、消化されてないタン塩が出てきて!舌が抜けたかと思って大騒ぎしました」と笑いをとり、下品なトークに「すいませんね」と謝罪をつけた。
最後に瀧本は「友達にぜひ拡散してなのだっ!」とバカボンのモノマネを披露。主演・監督を務めたFROGMANは感謝を述べるも「上島さんも頑張ったと思いますよ」と軽くコメントすると、上島が「ほんと腹立つな!」とおなじみの“やんのかこのやろう”と仲直りのキスを交わし、爆笑をとると、その一幕を見て爆笑していた濱田も、「濱田岳笑いすぎじゃねえかお前!」と上島とのキスにたじたじな様子をみせた。

シュールな笑いの中にもメッセージ性のある作品に仕上がった本作。全国に「これでいいのだっ!」が響き渡る—

映画『天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜』は新宿バルト9ほか全国公開中

(Report:小宮駿貴)