「ザ・ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーがプロデューサーを務め、伝説のアーティスト、ジェームス・ブラウン——“JB”の波乱万丈な人生を描いた映画『ジェームス・ブラウン〜最高の魂(ソウル)を持つ男〜』。本作の公開を前に5月21日(木)、都内で試写会が開催され、JBを尊敬してやまない松崎しげるさんが上映前の舞台挨拶に登壇し、JBさながらのド派手な衣装に身を包んで、JBの名曲「I Got You (I Feel Good)」を披露した。さらに“ブラウン”つながりで人気急上昇中のゆるキャラ「ねば〜る君」も駆けつけ、史上最強の“ブラウン”コンビを結成!? 会場は大きな盛り上がりを見せた。

「日本が誇るSex Machine!」という紹介と共に真っ赤なスーツに身を包み「I Got You (I Feel Good)」を口ずさみながら、松崎さんが登場! 会場は手拍子で迎えた。続いてねば〜る君も曲を口ずさみながら登場し、興奮が最高潮に達すると天井に届くかというほど体を上に伸ばして、会場は笑いと歓声に包まれました。

松崎さんはこの真っ赤な衣裳について「俺の青春時代が蘇るよ! 35年前のJBをイメージした衣裳なんだけど、久々に35年ぶりに着ました」と明かす。ジェームス・ブラウンに憧れたのは10代の頃。「JBは必ずシャウトするんだけど、たまんない! いろんなコマーシャルで俺も真似したよ」と語り、ステージ上で実際にシャウトを披露し、再び会場は歓声に包まれた。

憧れが高じて松崎さんは「シゲルBROWN」名義でレコード(曲:横山剣/詞:Elvis Woodstock【リリー・フランキー】)をリリースしたこともある。「シャウトしっぱなしで頑張りました」とニッコリ。「足元にも及ばないけど、憧れなんです。音楽やってたら必ずJBを通らないといけないんだから。マイケル・ジャクソンだって『JBがいなかったら歌手になってなかった』って言ってる」とその偉大さについて熱弁をふるった。

あまりの松崎さんの熱さに、ねば〜る君は「(自分には)質問ないかと思ったねば!」と語り、松崎さんから「ジェームス・ブラウン、分かってるのか、お前?」と問われると「もちろんねば! ゲロッパねばねば!」とノリノリで答える。「納豆界を代表して“ブラウン”の応援に来たねば」と自らの茶色いボディをアピールするが、隣の松崎さんを見て「松崎さんはブラウンの向こう側に行ってるねば!」とさすがのねば〜る君も松崎さんの黒さには降参のよう。松崎さんは得意げに「TVでは照明を強く当てないといけないから嫌がられるんですよ。女優さんがドラマで美しく映るとウワサです。その割にはラブシーンが少ないけど…」と笑いを誘っていた。

改めてJBの生涯を描いた本作について松崎さんは「生い立ちから全部描いていて、波瀾万丈! 破天荒でルール無視! 音楽の決まりも守らないけど、どう見えたらかっこよく映るかというものを彼は持ってるんですよ。若いアーティストたちに見せたい」と絶賛した。

ねば〜る君も「JBもソウル! この映画もソウル! 納豆もソウルフード! 納豆つながりで言うと、ネチャネチャ熱い! ライヴシーンは本当にライヴを見ているよう。ゲロッパ! ゲロッパ! ゲロッパ! ねばねば!」と興奮気味に映画の魅力をまくし立てた。
また松崎さんは憧れのJBとの共通点として「結婚の数は同じようなものです(笑)。別れた女房も全部幸せにできる——松崎しげるはアゲチンです!」と誇らしげに語り、会場は大爆笑。司会者の「やはりSex Machine!」という言葉に「もう65ですからね。年金もらってるシンガーです。でも73までいきましょう! 頑張ります」とJBと同じ73まで現役を宣言し、会場は温かい拍手に沸いた。

『ジェームス・ブラウン〜最高の魂(ソウル)を持つ男〜』は5月30日(土)よりシネクイントほか全国より公開。