開催中のカンヌ国際映画祭、コンペティション部門に弊社配給作品「CAROL」(原題)が正式出品され、現地時間の17日(日)に主演のケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、トッド・へインズ監督らがレッドカーペッドを歩いた。

本作は、作家パトリシア・ハイスミスが1952年出版したベストセラー小説「ザ・プライス・オブ・ソルト」(のちに「キャロル」と改題)の映画化。50年のニューヨークを舞台に、離婚訴訟中の人妻キャロル(ケイト・ブランシェット)とクリスマスシーズンのデパートの玩具売り場でアルバイトをしているテレーズ(ルーニー・マーラー)との、女性同士の美しい恋が描かれる。カンヌ国際映画祭の公式上映では、スタンディングオベーションが6分以上続いた。場内の喝采に感極まったケイト・ブランシェットは涙ぐんでいた。ゲストが退場するまで拍手が鳴り止むことはなかった。

<以下は海外メディアからの映画評>
「CAROLは感情の奥にまで引き込まれる非常に美しいラブストーリーである。登場人物が内面に抱える影やニュアンスは、最上級の知的さと、息をのむような身のこなし、そして洗練されていながらも身近な制作手法によって見事に表現されている。」
—ヴァラエティ誌

「ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの傑出した演技」
—ハリウッド・レポーター誌

「素晴らしすぎて、見終わった今でもトランス状態から抜け出せない」
★★★★★ガーディアン紙

「水のしずくが次第に水かさを増していくように、物語が進むにつれて感情がこみ上げ、最後には溢れ出す、そんなラブストーリーだ。どこを切り取っても美しく、完璧に作り込まれており、2人の美しい女優たちが輝きを放っている。」
—The Playlist

「ケイト・ブランシェットのキャリア史上最高の演技を引き出した、格別に美しい作品」
★★★★★テレグラフ紙