甘く切ない、一見純粋なラブストーリーが、最後の2行で驚愕のミステリーに変貌する——その衝撃的なトリックに魅了された多くの読者の口コミにより、発表から10年を超えた現在も売り上げを伸ばし続け、発行部数が遂に150万部を突破したくるみによる衝撃のベストセラー「イニシエーション・ラブ」。
小説ならではの巧妙な仕掛けゆえ「映像化は絶対に不可能」といわれた原作が松田翔太×前田敦子×堤幸彦監督という日本映画界を名実共に代表するキャスト・スタッフにより奇跡の映画化が実現!小説・映画の枠を超えた本年度エンタメ界最大の事件、映画『イニシエーション・ラブ』が5月23日(土)よりいよいよ全国公開を迎えます。
公開に先立ち、原作、そして映画の舞台でもある静岡で、映画の公開を記念しラッピングを施した特別車両「イニラブ」号が期間限定(※5月15日〜6月14日)で運行することとなり、本日5月15日(金)にお披露目イベントを実施致しました!

【実施日】5月15(金)
【場所】新静岡駅
【参加者】松田翔太、前田敦子、堤幸彦監督、川井敏行(静岡鉄道㈱ 専務取締役)<敬称略>
※松田翔太さんはテープカットイベントに参加すること初めてとなります
※「静岡鉄道」が映画のタイアップでラッピングトレインを運行することは初めてとなります
※実写映画の出演者を招いたイベントも初めてとなります
※「静岡鉄道」は旅客運行開始から107年目(1908年〜)、会社設立から96年目となります

物語は80年代後半の静岡と東京を舞台に綴られる青春ラブストーリー。合コンで出会った2人、就職活動中の奥手な大学生・鈴木と、歯科助手・マユのぎこちない恋愛模様を描いた‘静岡編’。就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう‘東京編’。若い男女の甘く切ない出会いと別れなど、いつの時代も誰もが一度は経験する恋物語を描いた本作は、映画のラスト5分でそれまでの全てが覆る驚愕の展開を迎えます!主演を務めるのは映画・ドラマ・CMと多岐に渡り圧倒的な存在感を放つ松田翔太。従来のクールなイメージから一転、魅力的な二人の女性の間で揺れ動く恋に奥手なキャラクター・鈴木に扮し新境地を開拓しました。一方、ヒロイン役の前田敦子は小悪魔的な魅力で主人公・鈴木を虜にするマユを熱演、自身にとって初めての本格的なラブシーンにも挑戦し話題を集めています。

今回『イニシエーション・ラブ』は、静岡市民の生活の足として100年以上の歴史を誇る「静岡鉄道」(新静岡〜新清水/約11km)とタイアップを組み、車両の外側にポスタービジュアルを、車両正面には映画タイトルを配置。本作のメインコピーでもある「あなたは必ず2回観る」と同じく、まさに“2度見”してしまうラッピングトレインがお披露目されました。

長沼駅から特別運行の「イニラブ号」は、松田さん、前田さん、堤監督を乗せ、イベントの地・新静岡駅へ入車。地元メディアで埋め尽くされたホームへ電車の中から登場した3人に、多くのフラッシュと詰めかけたファンの歓声が送られ、イベントはスタート。まずはじめに松田さんは「映画の公開までご協力をお願いします」と挨拶をし、続いて前田さんも、「今乗せていただいた電車の中もポスター一色で、可愛い仕掛けもあり、とても嬉しいです。」と今回の企画に喜びの表情を隠せない様子。堤監督からも「素晴らしい電車を仕立てていただき、とても光栄です。ありがとうございます。」と感謝の意を述べました。「イニラブ号」に乗った感想を聞かれた松田さんは「嬉しい限りです。久々に電車に乗り楽しかったです。乗り心地はバッチリです。」と語ったあと、「撮影中はそんなに町を見られなかったので、これを機にまた来たいと思います。」と、静岡への思いを述べました。前田さんは「人がいない時間に浸って欲しいなと思います。(今乗ってきた電車内は)少ない人数だったので気持ちよかったです。」と、今回の特別な運行を楽しんだ様子。また、「車内には仕掛けがあって、ひとつだけハートのつり革があるんですが、そこからのぞくとサインが見えるようになっています」と、本作のテーマでもある“トリック”が車内にも隠されていることを明かしました。堤監督は「映画はいろいろ撮ってきましたが、電車になったのは初めてです。」と感激しきりでした。運行を記念し松田翔太さん、前田敦子さん、そして、堤幸彦監督が出発の幕開けとなるテープカットを実施、さらに「イニラブ号」の車体にサインを入れ、それぞれが電車にサインをするという初めての体験をし、出発を記念した切符型看板を持ち、フォトセッションを行いました。

「この映画は皆さん共感してもらえる恋愛映画になっていますので、純粋な気持ちで観ていただければ、堤監督と僕たちが作ったラストのトリックが存分に楽しんでいただけると思います。ぜひ映画館でご覧下さい!」と松田さんより最後の挨拶があり、終始笑顔に包まれたイベントになりました。
退場の際、構内を埋め尽くす約200人のファンから、赤ではない黄色い声援が上がり、新静岡駅は一時騒然となっていました。