宮部みゆきの最高傑作と謳われている傑作ミステリーを『八日目の蟬』の成島出監督の手により完全映画化した『ソロモンの偽証 前篇・事件』が3月7日(土)より公開され大きな話題を呼んでおります。

4月11日(土)の『ソロモンの偽証 後篇・裁判』の公開を目前に控えながらも、前篇を鑑賞した方々からは「早く後篇・裁判を観たい!」という声が多数あがっており、来たる4月4日(土)と4月5日(日)の両日 後篇・裁判の先行上映を実施いたしました。

さらに『ソロモンの偽証 後篇・裁判』の先行上映を記念して、4月5日(日)に1万人の中から主演の座を勝ち取った藤野涼子、成島監督に“藤野と板垣に賭けた”と言わしめ、後篇・裁判の大きなカギを握る神原和彦を演じた板垣瑞生、そして成島出監督が登壇する舞台挨拶を4月5日に実施いたしました。

『ソロモンの偽証 後篇・裁判』先行上映記念舞台挨拶 
イベントレポート

●日時:4月5日(日) 
●場所:新宿ピカデリー スクリーン1
(東京都新宿区新宿)

●登壇者:藤野涼子(15)、板垣瑞生(14)、成島出監督(53)

舞台挨拶内容

藤野涼子さん:本日はあといよいよ公開が1週間後に迫った『ソロモンの偽証 後篇・裁判』の先行上映にお越しいただきましてありがとうございます。
後篇はどうなっているのだろうというモヤモヤが一足早く晴れたことだと思います。

板垣瑞生さん:若い方も大勢劇場に来ていただけて嬉しいです。
ありがとうございます。

成島出監督:皆さんにひとつお詫びがあります。
本当は前後篇にしたくなかったのですが、初めのプロットでいくと10時間位になってしまうところでした。
なんとかインターバルを入れてでも一本にしようとおもったのですが、宮部みゆきさんの原作を半分くらいしか入れ込むことが出来なくなってしまうので2部作という形にさせていただきました。
若い方も大勢、貴重なお小遣いのなかから来てくれてありがとうございます。

MC:後篇は裁判のシーンが特に見どころですが、印象に残っているシーンなどありますか?

藤野さん:特に最後のシーンです。そこに居ない人に対して想いを伝える、表現するということはとても大変だなと思いました。何度もNGを出しましたが、監督やスタッフのおかげで最後は自分でも納得できる演技ができたと思います。

板垣さん:300人を前にした長回しシーンです。プレッシャーが凄かったです。

成島監督:藤野さん、板垣君は子役からやっている子とかに比べて一番演技ができませんでした。演技としては最下位と言っていいほどでしたが二人の真っ直ぐな眼差しと、真っ直ぐな心にかけてみようと思いました。
間に合わないと反対するスタッフもいましたが、結果的に二人が見事やり気ってくれました。

MC:後篇・裁判の公開も間もなくですが、今の心境はいかがですか。

藤野さん:オーディションも含め1年以上携わってきた作品がようやく公開されるという想いと、寂しいなという想いがあります。

板垣さん:現場で色々な方と出会えて、そして公開されて作品を沢山の方に観ていただけるというのはとても嬉しいです。
一生で一度あるかないかの貴重な現場に参加させていただき、ありがとうございました。
MC:作品をご覧になった周りの方々からの反応はいかがですか?

藤野さん:前篇良いところで終わるので、「後篇を早く観たい!」
とよく言われますね。

成島監督:映画をご覧になった方は是非原作も読んでみてください。
キャラクターの背景など映画で描き切れていないところもありより一層楽しんでいただけると思います。映画化には、原作の宮部みゆきさん
も太鼓判を押してくれています。

MC:それでは最後に一言お願いいたします。

藤野さん:今日はお越しいただきまして本当にありがとうございました。
みなさん、最後までご覧になったので作品の結末はおわかりだと思いますが、そこは秘密にしていただいた上で周りの方に薦めていただければと思います。よろしくお願いします