浮世絵師、お栄の父、葛飾北斎や仲間たちとともに自由闊達に生きる姿が江戸の四季をとおして描かれる浮世エンターテインメント作品『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』(配給:東京テアトル)が5月9日(土)よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿他全国ロードショー致します。

TOHOシネマズ日本橋で開催されている東京アニメアワードフェスティバル(3月19日〜23日)のオープニングセレモニーにて原 恵一監督の特別賞アニメドールが贈呈されました!

開会宣言が行われた後、特別賞受賞の発表でレッドカーペットに登場した原監督は、日本のメディアからサウンドバイツで取材に応じ一問一問丁寧に答えていました。サウンドバイツを終え、ようやくメインステージへ登場すると、沢山のスチールカメラのフラッシュを浴び、リクエストに応えていました。

受賞した原 恵一監督は「今回このような立派なトロフィーを頂けて有り難く思っています。まだ実感があまりありませんが現在制作中の『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』は完成を目指してスタッフ達が追い込みをしております。原作のファンとして、杉浦日向子さんの作品の素晴らしさを知って欲しいと思い作っています。完成に向けて手応えを感じていますし、この賞に恥じない作品になっていると思います。皆さんにも是非観て頂きたいと思います。本日はどうもありがとうございました!」深々と一礼をして退場した。

プレゼンターに登場したのはフランス大使館文化参事官アンスティチュ・フランセ日本代表クレール・テュオーデ氏からは「今回はこの素晴らしい賞を原監督に贈る事をとても誇りに思っております。この賞は質・オリジナル・芸術性全てを評価したものです。この作品は北斎にまつわる作品ですが、パリではついこの間まで大規模な北斎展を開催し、50万人の観客を集めました。美術の文化交流は100年を超えており、アニメーションに対して特に力を入れています。原監督、おめでとうございます」と挨拶をして受賞トロフィーを原監督へ手渡した。

この特別賞アニメドールは、個人のこれまでの功績をたたえる賞で昨年の第一回は、高畑勲監督が受賞し、第二回目の今年は原 恵一監督の受賞となりました。

受賞式でも紹介された原 恵一監督の『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』は、江戸を舞台に主演であり、葛飾北斎の娘、お栄を演じるのは、実力派女優で今回長編アニメーション声優初挑戦の杏。お栄と父娘でもあり師弟でもあるという天才浮世絵師・葛飾北斎を演じるのは松重豊。その他日本を代表する豪華キャストたちが色鮮やかに、<百日紅>の世界をスクリーンに蘇らせます。