3月6日19時から大阪市北区の梅田ブルク7で、第10回大阪アジアン映画祭オープニングセレモニーおよびオープニング作品『白河夜船』の世界初上映が行われました。上映に先立ち行われたオープニングセレモニーでは、『白河夜船』若木信吾監督、安藤サクラさん、井浦新さんがご登壇。

続いてコンペティション部門から『3泊4日、5時の鐘』に出演の堀夏子さん、インドネシア映画『武士道スピリット』のエグゼクティブ・プロデューサー、バーティアル・ラフマンさん、アソシエイト・プロデューサーのヨーク・ザキアさん、リュウケン・ライッサ監督、そして、同作に出演し、今回国際審査委員を務める武田梨奈さん、本作が俳優デビュー作となる川畑要さんがご登壇。

香港映画『点対点』のアモス・ウィー監督、アンガス・ダイ撮影監督と続き、第1回オーサカ Asia スター★アワード受賞の台湾人気俳優チャン・シャオチュアンさんが颯爽と登壇。会場の大歓声を浴びました。そして、スペシャルゲストとして『セデック・バレ』（OAFF2012）の監督で、昨年のOAFFオープニング上映で感動のスタンディングオベーションを巻き起こし、現在絶賛公開中の『KANO -1931 海の向こうの甲子園-』エグゼクティブ・プロデューサーのウェイ・ダーションさんが4度目のOAFFの舞台にご登壇。ゲスト挨拶の締めとして「世界では各国で色々なことが起きているが、映画を通して我々は様々な異なった文化を理解できる。映画によって世界に温かみがもたらされるのではないか」と挨拶し、感動的な幕開けとなりました。

引き続き行われたオープニング作品『白河夜船』の舞台挨拶では、緊張気味の若木信吾監督の横で安藤サクラさんが「今日皆さんがこの映画を観てどう思うのかとすごくそわそわしている」と興奮気味に挨拶すると、井浦新さんは「昨年9月に撮影して、こんなに早くに見ていただけることはなかなかない。少ない日数とキャストでOAFFの一番バッターになれたことが本当にうれしい。みなさんの大切な映画になれば」と感激の様子。オープニングセレモニー前に道頓堀で開催されたリバークルーズによるレッドカーペットイベント「アジアン スター フェスティバル2015」の話題では、安藤さんが、実はクルーズ中に井浦さんもはしゃいで写真を撮っていたことを披露。井浦さんも既にSNSにアップしたとその事実を認め、会場が笑いに包まれる一幕も。最後に若木監督が「映像からほんの少しでも揺れ動く気持ちを感じられるところがあれば。美しい二人を見てほしい」と締めくくりました。

舞台挨拶のあとは、オープニング作品『白河夜船』が世界初上映され、上映後は会場から大きな拍手が沸き起こりました。