本日2月28日(土)より公開となりました、全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに中田永一が書きおろし、読書メーターおすすめランキング第1位にも輝いたベストセラーを映画化した『くちびるに歌を』。(アスミック・エース配給)

この度、新垣結衣さん、木村文乃さん、桐谷健太さん、三木孝浩監督、そして映画で合唱部員を演じた子供たち12人登壇の初日舞台挨拶イベントを実施、ガッキー先生(新垣)より、合唱部員の子供たちへはなむけの言葉を贈る“サプライズ卒業式”を行いました。
 

『くちびるに歌を』初日舞台挨拶イベント 概要

【日時】2月28日(土)    
【場所】新宿ピカデリー Scr.1(新宿区新宿3-15-15)
【登壇(敬称略)】新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、三木孝浩監督  
【合唱部キャスト】恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、
朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉

<イベントの様子>

本作で合唱部員を演じる12名の子供たちの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」合唱によりスタートした本イベント。
会場からは温かい大きな拍手が起こり、全国キャンペーンやイベントで合唱を続けきた彼らは、
満面の笑みで満足そうな表情でした。

無事に初日を迎えられたことに対し新垣さんは「映画を観た人からは『本当に良かった』と言ってもらえていたので、
今日はたくさんのお客さんに観ていただけることが楽しみでした!」とガッキースマイルでコメント。
さらに木村さんは、「去年の夏に五島にみんなで合宿をしていました。映画公開を迎えて、
落ち着いた気持ちと嬉しい気持ちで不思議な感じがします。」と安心した表情。
桐谷さんは「映画の中で五島の景色は綺麗だし、今日も晴天で良かったです。
今日は爽やかで優しい気持ちで帰ってください!」と持ち前の明るさを発揮、会場から笑いが起こりました。
そして三木監督は「今日、初日を迎えることができて嬉しいです。
今、去年撮影していた頃のことが走馬灯のように蘇っています。
みんなで一緒に作った作品をたくさんの人に届けることができて良かったです。」と感無量といった様子でした。

キャンペーンで、全国17都市を回り(残り1都市を残す)、素晴らしい歌声を
全国に届けてきた合唱部員キャストに話が及ぶと新垣さんは「聴く度に上手くなっているし、
その時々で歌声も違うこともあったりして、何度聴いても飽きません!
今では、アンジェラ・アキさんが歌う「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」を聴くと
子供たちの歌声にしか聴こえなくて。」と子供たちの歌声の素晴らしさを讃えました。

ステージ裏で子供たちの合唱を聴いていた桐谷さんにも感想がおよぶと
「素敵でした!」と真面目に答える桐谷さんに対し、
木村さんから「また歌おうとしてたから、新垣さんと三木監督で『やめて!』って
止めようとしてたんですよ。」と突っ込み、新垣さんも「伴奏が始まると表情変わるんだもん!」と言い、
会場からは笑いが起こりました。

また妊婦役に挑戦した木村さんは、「自分は経験がないので、
結婚・妊娠・出産を経験しているスタイリストさんに動き方や細かなしぐさの
アドバイスをもらっていました。なんと撮影初日が出産シーンだったんですよね!」と振り返りました。
さらに、映画の中で笑顔封印の新垣さん演じる柏木先生に想いを寄せる体育教師の塚本を演じた桐谷さんに対し、
「実際のところ木村さん演じるおおらかな松本先生とどっちがタイプなの!?」と
無茶ぶりな質問を投げかけられると「どっちもですよ!」と即答しましたが、
「でも相手の気持ちも大事ですし・・・」とあまりにも真剣に答える桐谷さんに、
登壇キャストからは「真面目か!」と言われる一幕もありました。

和やかな雰囲気で進むイベントでしたが、司会者から「実は合唱部員の皆さんに新垣さんより
サプライズの贈り物があるんです」と発表されると、子供たちは何だろうと興味津々な表情に。
サプライズの贈り物とは、ガッキー先生より本作の魅力を伝えるため、
頑張ってきた子供たちに1人1人にはなむけの言葉を贈るというものでした。
手紙にしたためたメッセージを優しく語りかけるように読み上げる新垣さん。
新垣さんの言葉に子供たちの表情は変わり、本当に驚いていて、
嬉しさのあまり泣き出す子もいました。

卒業証書を手渡された恒松祐里さんは「こうゆうの本当にだめなんです!
歌うことしか習っていないので卒業しちゃっていいのかなと思うけど、
この1年間は本当に楽しかったです。この作品に出演できたことを自信にしたいです!
ありがとうございました。」と目を真っ赤にしながら感謝の言葉を伝え嬉しそうな、
そして少し寂しそうな様子でした。
 
最後に、「撮影する前に比べてどんどん気持ちが大きくなっているんです。
こんなにスタッフが涙する映画もないと思います!始めは王道な青春映画と思っていたんですが、
全然そんなことはなくて。撮影前、三木監督から『一歩前に進む勇気が出る映画にしたい』と
お手紙をいただいたんですが、まさにそんな映画になっています。
私も今後、辛いことがあったらこの映画を観て勇気をもらいたいなって思います。
皆さんにとってもそんな存在になる映画になってほしいです」と新垣さん。

そして三木監督からは、「今日は本当にありがとうございました。この作品に出会えて幸せです。
最近は、いろいろな二ユースがありますが、改めて、僕は多くの人に支えられているんだと再確認しました。
この映画を観て、少しでも温かい気持ちになってほしいです。
そしてその気持ちを広げていってもらえたら嬉しいです。
皆さんにとって大切な作品になってくれれば、そんな嬉しいことはありません!」と
熱いメッセージが贈られ、会場は感動に包まれました。