—大森さんも蒼波さんを発見した一人というか最初ミスiDの審査員でもあり。

大森:結構、自分が特別、気持ち悪い感情抱いてるだけかと思いきや、結構みんな小6のうちに撮らなきゃとかみんな言い出して。稲葉さんすら言い出して。大人に鳴ってしまう前に触れなくてはいけないみたいな、よくわからないこと言いはじめて。

—橋本さんは蒼波さんとの共演はどうでしたか?

橋本:実は今回はじめてお会いしたんですけど、蒼波純ちゃんの存在は知っていて。すごくステキなひとだなあと思って実際にお会いして本当にいるんだと思って。本当にいちファンの気持ちでご一緒でるのが嬉しくて、で最初はこんなにきれいな子に自分が近づくことによって変な影響がでちゃうのがやだなと思って結構びびってたんですけど。そんなこと思わなくてもそう思うのがおこがましいくらい本当は強いというかそれで誰も手をつけられないくらい自分の存在を確立した方だったので大丈夫なんだなと思いながら、純ちゃんのいい表情を引き出せるようにということを尽力していました。

—稲葉さん、「さよなら、男ども」というキャッチコピーの映画のなかで重要な男役いかがだったでしょうか。

稲葉:楽しくやらせて頂きました。イライラするなっていうのは現場でも言われてて。それをイライラさせようとか思わず、川島めっちゃいいやつ、まっすぐ、悪いやつじゃなくて本気で亜弓のこと救えると思ってこうすればもとに戻るでしょと本気で思ってる子だったので、それをやったらそれをやったら詩織は怒るわ、あゆみにはケーキをぶつけられるわ、果てでは腐ってるって。だからそれをこうなんか「さよなら、男ども」というキャッチコピーの映画に男としてでれたのが本当に嬉しかったなと思います。

—大森さんは稲葉さん演じる、川島についてどう思いましたか?結構この映画に関してこう大森さんの意見も反映されたと聞きました。

大森:悪意のないイケメンをボコボコにしたいという話を選んでいただいたんですけど、でも本当に無になりますよね。悪意っていうかなんか顔がきれいだとこんなに気持ちってフラットになるんですね、っていうなにも生まれなかったですね。だから、欲望。で、なんか、なにできるのって聞いたら「逆立ちができる」って。これ全然関係ない話なんですけど、仮面ライダーに(稲葉さんが)でたときに第一回で逆立ちをしていて本当にできることこれしかないのかなって。

稲葉:この映画でもそうなんですけど、監督と飲んでるときに「稲葉お前なにできるんだ」って喧嘩腰できかれたときに僕意地になって「逆立ちができます」っていったらこうなってて。で、仮面ライダーでも何が出来るのって言われて「逆立ちが出来ます」って俺口癖になっちゃって。それを拾ってくれるかっていうのも監督次第なんですけど。よろしくお願いします。ありがとうございます。

—お話がたくさん伺えたかなと思いますが、ここで今日はじめて発表することが1個あります。
この作品、「ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門、ジェネレーション14+」というコンペ部門に出品が決定しました!おめでとうございます。せっかくなんで一人ずつ監督から一言ずつお願いします。

松居:すごい、すごすぎるなって思いました。

—特殊な部門なんですよね

松居:そうなんですよね。14歳以上とか、ちょうど純ちゃんとかの世代。で、すごいなって思って僕、連絡受けて2・3日そわそわしてて。周りの様子を伺ってたんだけど、みんな意外とぼんやりしてて、そんなすごくないことなのかなって思って。で、稲葉くんにメールして「すごいよね」って。そしたら一応「すごいっす!」って返事がきて。すごいんだって。これあんまりねすごさがあんまりよくわかってない。僕本当に映画祭に行きたくて。

大森:本当はみんな接待とかで映画祭決めてるのに、なにもしないでこんなインディーズの映画をベルリン映画祭に決めるなんてすごいですよ!

—作品力!

亜弓が詩織を追いかけるように、ホテルのロビーに映画祭のディレクターが泊まってるって情報を聞いて、ロビーに来たらバーってDVDを渡して。3、4人ぐらいにやって(笑)結構きもい感じでしたね(笑)

大森:自分でつかみ取ったんですね。よくやった!(笑)

——「リトルフォレスト」と本作出演の2本がベルリン国際映画祭に出品が決まった橋本さん

橋本:そんなに松居さんの力が動いていたなんて!(笑)
決まったあといろんな人に自慢されてたみたいなので。監督が喜んでてよかったなと。偶然ひっかかったものと思っていたので。楽しみですね。(松居さんへ)良かったですね。

松居:みんなの栄誉だよ!

橋本:これを機に日本全国47都道府県に観てもらわないと話になんないんで!
まず日本を!という計画を立てようとおもって思っております。

——橋本さんプロデューサーのようなコメントありがとうございました。
蒼波さん、同世代の子供たちが審査委ということですがいかがですか?

蒼波:いや、なんか・・14歳以上ですよね。難しい・・かな・・と。この映画が。
今13歳なんですけど。。わからないかもしれないなあと。

—稲葉さんもお願いします。

稲葉:この映画どこ行っちゃうんだろう、みたいなのことと、
松居監督と(映画祭が)決まったと聞いたあとに2人で盛り上がったんですけど、今日現場来てもみんなその話してるかと思ったらしてなくて(笑)

松居:今日、来たらその話で持ちきりになってるのかなって思ったら、全然で。みんな知らないのかな?!って(笑)みんなドライで(笑)

稲葉:公開前夜に昨日松居監督と2人でツイキャスしたんですけど、言いたくて仕方なくて。明日このネタ紹介できると思って。でも、まあ橋本さんの言うとおり日本全国で観てもらわないと始まらないなって。(松居さんと)2人ではしゃぎすぎてたな、と(笑)深く、深く、反省しております。ベルリンはご褒美だと思っています。松居さんのおかげで!

大森さんの音楽きっかけで始まった映画が、ドイツまで行くことになりましたね。

大森:そうですね、エイベックスの制作の一番偉い人間が「俺、ベルリン行きたいんだよね!自費でいいからさあ。」って聞いていて、それを見て冷めるっていう(笑)
だからすみません、祝えなくて。もっとPOPにやっておけばよかったなと思っております。
もぎ取ったものだから祝えばよかったなと思っています(笑)

そして、今週頭の1/12にお誕生日を迎えた橋本愛さんと稲葉友さんへお誕生日のケーキが届いています。偶然にも橋本さんと稲葉さんは同じ誕生日。

(ゴスロリ姿の、橋本愛さんに映えるピンクの人形がドレスを着たケーキ、プレートにはhappy birthday you&iの文字が。)

——最後に一言ずつお願い致します。

松居:ベルリン用のコメントばっかり考えて・・世界に向けるから、「ワールドエンド」だ!とかいようとしてて!そういうのを言うのはやめます!昨日そういうことばっかり考えてたんですね。今日が初日なので、ぜひ劇中同様にSNSを使って広がっていけばなと思います。

大森:音と色と形が表現で、誰かの何かに触れられるんだなって最近よく思うんですけど
映画っていうよりは、それが形があるっていうものができたんじゃないかなと思って。
(出来上がった)それを自分では気に入ってるので、またそれを気に入ってくれた方は、SNSに書いてもらえたらうれしいなと思います。私のファンの人は友達少ないと思うんですけど!(笑)