本日、1月17日(土)に新宿武蔵野館にて松居大悟監督最新作、橋本愛・蒼波純W主演に加え、音楽を大森靖子が担当する『ワンダフルワールドエンド』が公開初日を迎え、初日舞台挨拶を実施致しました。

映画『ワンダフルワールドエンド』初日舞台挨拶レポート

日時1月17日(土)12:30の回上映後
場所:新宿武蔵野館 スクリーン1(133名)
登壇者:松居大悟監督、橋本愛、蒼波純、稲葉友、大森靖子

—本作、いろいろなメディアでも言ってますが、変わったつくりかたというか。ミュージックビデオと映画を同時にっていう出発から段階を経て映画になったという感じだと思うんですがいかがですか?

松居:最初いま直井さん(企画プロデューサー)と一緒にこう大森さんの曲で映画にしないかっていう話をして橋本さん主役でやろうって言ってでもただ普通にやるのはちょっとつまんないよねって言って順々にミュージックビデオだしてこうかって物語の途中から唐突にはじまって唐突に終わるみたいな結構乱暴なミュージックビデオをつくることになったんですけど。結局大森さんが曲で救ってくれると思いどんどんパズルをなんかこう組み立てて行っていつのまにか映画になったらいいなっていう風につくっていただいて観ていただいた映画の真ん中ら辺の部分がミュージックビデオで先にとった箇所で。

—「ミッドナイト清純異性交遊」という曲と「君と映画」という曲でミュージックビデオがYoutubeでだいぶ前にあがってましたが、それが映画でということで。追撮でとったんですもんね。

—そうですね、半年くらい経って。あの純ちゃんが中学生になってしまったらあのこれ。
—キャスティングした時、蒼波さんはなんとまだ小学六年生。

松居:小学六年生、二年前の11月に撮ってあの3月から4月にかけてちょうど、桜の季節に撮ったんですけど決行ギリギリでした。これ中1になったらかなり。これ小六のあどけなさがどうなっちゃうんだろうって今をきり撮らなきゃと思ってました。

—橋本さん、元々大森さんの音楽をよく聞いて、ライブにもよく行っているという噂をきいていて、その大森さんの曲がきっかけの作品に出演したわけですがいかがでしたか?

橋本:最初にお話を頂いた時は純粋にすごくうれしかったです。関わることができるんだなと思って。すごい嬉しくて。まあそれが最初に自分の耳に伝わってきたのはミュージックビテオっていう話だったんですけど、それがつながって映画としてちゃんと最後まとまるって話を聞いて特異な企画ですけど、面白い試みだなあってすごくわくわくしてました。

——今回のこの詩織役っていうのは、売れない読者モデルがツイキャスをたくさんする企画だったんですが、そこからあの監督と役作りっていうかどんな話を。

松居:ツイキャスをiphoneで配信をするっていうのがあったので、ちょっと橋本さんにツイキャスをしてみてほしいなって。 

橋本:ツイキャスってなんだろうって最初わからなかったのでまずそこから実際に観てこういうツールがあるんだなあって

松居:自撮とかって自分の可愛いアングルをつくる。すごい可愛くかわいくて。

橋本:よかったです。かわいく、かわいく、写る目的がありましたからね

松居:今までの橋本さんの役だと結構綺麗でツンとしてっていうのが多かったと思うんですけど、っていうのとは違うものを描きたいなとおもっていたので。詩織のこの足りなさが

橋本:そうですね、馬鹿みたいな女の子

—ミュージックビデオから大森さんの曲ありきではじまってミュージックビデオからはじまり映画まで、という感じだったんです

大森:最初に2曲あがっていて映像つくったうえでそこから曲をいれていくっていう

—不思議な作業ですね

大森:愛ちゃんとかみんながわたしの作ったものに対して作ってくれた表情とかなんか瞬間とかその時にしかできないもの好きなものに対してまた音楽をつけるっていうのが好きな作業でした。即興とかものを作って壊して、作って壊してみんなのちょっとした刺激を与え合う感じが結構あの好きな感じで音楽をつけるのがすごく楽しかったです。

—橋本さんの演じた詩織については?

大森:愛ちゃんの作品は、自分ことを好きっていってくれてから作品をみて、こんな子が自分を好きでいてくれるっていうのに興奮するっていう作業をたくさんしていたんですけど。それをみてるうちに強さが強すぎるなって思って。多分、芯がしっかりしてる子だと思ってて、っていうところを崩したときの顔をみてみたいなて思ったんで、あえて自分のダメなところを誇張して誇張して脚本をかいてもらったりとかして、それをちゃんと出してもらえたのが嬉しかったです。

—蒼波さんは最初の女優業ですが、あゆみ役を演じられてどうでしたか?

蒼波:わたしは普段も喋らないんですけど、あゆみ役もあまりしゃべらなくて。あの、はい、なんか。なんか。うーんと。。

—監督が蒼波さんをキャスティングした後に脚本を蒼波さんにだいぶ寄せて書き直したと聞きました。

松居:しゃべらなくても惹き付けられるものがすごくあるから、絶対これを壊さないようにスクリーンにのせたいなって思っていて。セリフを言う必要ないなって。純ちゃんが純ちゃんでいられるように。

蒼波:はい。