本日、シンカ配給の、『神は死んだのか』(12月13日公開 原題『GOD’S NOT DEAD』)好スタートを記念して、破天荒な異色牧師アーサー・ホーランド氏によるトークイベントを行いました!

【スペシャルトークイベント ご報告】
■日程:12月27日(土) 
■場所:ヒューマトントラストシネマ渋谷(渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8F)
■ゲスト:アーサー・ホーランド

満席の中、革のライダースとハット、ハードなアクセサリーを着用した、およそ牧師とは見えないいで立ちのアーサー・ホーランドが「夜でもアーサー、昼でもアーサー、こう見えても俺牧師なんですよね。」というオヤジギャグを交えた自己紹介で登場し、笑いと共に拍手で迎えられました。そのいで立ちに違わぬワイルドさで「この自然界が俺の教会」と豪語し、教会に呼ばれなくなった代わりに、浄土真宗の大会に招待され、黒い袈裟の中で白いスーツにアロハシャツで出席しても「布教活動のやり方を教えて欲しいと請われたり、ファンになった浄土真宗の20人の僧侶が集まってくれたり、うち一人は俺のCD20枚買っていったよ、讃美歌一緒に歌ったり、不思議だよね」など、宗教の垣根を越えた関係性が生まれた経緯を語りました。現在63歳のアーサー、還暦を迎えた際に「心がときめいて、3m40kgの十字架を担いで3700キロを半年かけて歩いて日本縦断したんだよね。次第に一緒に歩く人が増えて1000人にまで膨れて、みんなクリスチャンになりたいって言いだして26人に洗礼をしたな」などその破天荒ぶりを披露。現在はアメリカ大陸を歩いて横断中という。

アメリカ人の父、日本人の母を持つことから「日本では小さい頃あいの子と差別されていたけど、祖母はあいの子というのは、愛されている子という意味、と教えてくれて守れていると感じた。アメリカに渡った時は格闘技のサンボレスリングの全米大会で2度優勝している。その時に、勝った時より負けた時の方が、成功しているより失敗した時の方が何かを学ぶとわかった。人は幸福を求めるけど、幸福というのは状況によって変わる。祝福というのは、心の安らぎを味わえる。挫折して初めて自分の大切なものを知る。成功だけでは人間の心は豊かにならない。多くの先人たちは自然界を観ながら己の心を見つめた。優しさや愛情、思いやりをもってね。」と過去の経験から持論を展開。
「自然界と向き合っている日本人、見えてるものの背後に見えない世界があるというのを日本人は知っている。賛否両論あるこの映画を観たら、心に想いを巡らし、何かを学べるきっかけになるかもしれない。」と訴えかけました。
『神は死んだのか』はアメリカで公開後3日間で856万ドルという驚異の興行収入を記録(1,000館未満公開の作品の中では全米歴代最高記録)、最終観客600万人以上を動員し全米を席巻し、日本でも満席の回が出るなど好スタート公開中。