本日、映画『サムライフ』の森谷雄監督が、作品のロケ地長野県上田市で開催された「第18回うえだ城下町映画祭」にて、本作の原作者・長岡秀貴氏(認定NPO法人侍学園 スクオーラ今人 理事長)とともにステージに登壇し、映画の完成報告とともに、本作についてのトークセッションを行いました。

=『サムライフ』第 18回うえだ城下町映画祭 トークセッション イベント概要=
日 時:11月30日(日) 12:45〜13:10
場 所:上田映劇(長野県上田市中央1-12-30)
登壇者:森谷雄(『サムライフ』監督)
長岡秀貴(『サムライフ』原作者・認定NPO法人侍学園スクオーラ今人理事長)

上田市は、豊かな自然や街並み、そして地域全体が撮影に協力的であることから、大正時代から現在まで映画業界からの信頼が厚く数々の撮影が行われ、最近の『青天の霹靂』をはじめ、名画を生み出してきたロケ地としても知られています。

そんな、長い歴史の中で、上田市が舞台の実話で、オールロケを敢行したのは『サムライフ』が初めて。
地元の方々の協力を得て、完成した『サムライフ』の特報映像が流れ、森谷監督と長岡氏は拍手に迎えられながら登場。

「出会いから7年、物語の生まれた場所である上田市でロケをしたかった!温かく迎えてくださってありがとうございました」と監督がロケ地・上田についてトークすると、
上田市出身で原作者であり、主人公・ナガオカのモデルでもある長岡氏は「大学に行った4年以外はずっと上田市で生活しています。今回、監督の力を借りて上田から発信できることが本当にうれしい」と上田市への愛を語りました。
撮影現場にも立ち会ったという長岡氏は、「ナガオカ!と言われるとつい振り向いてしまいました。自分を誰かが演じている、というのは不思議な感覚でした。」とコメント。
「全財産725円というけど、本当はお金があったんでしょ?と言われますが、映画で描かれている頃は本気でお金がありませんでした。
でも自分たちのやりたいことを広めるために原作の「サムライフ」を出版しました。その本が映画になったのは感無量です!」と思わぬ原作の誕生秘話を披露すると、会場からは笑いが。
また、本作にも出演し、長野県内で大人気のタレント三四六さんについて「俳優としても素晴らしかったですよ!!」と監督がコメントすると、会場が笑いに包まれました。

また、「2か月ほどで封切となりますが、観客の皆さんにはどのようなところに注目してほしいですか?」との質問に長岡氏は「この映画が描くのは、スーパーマンではなく、普通の若者が人を笑顔にするためにやったこと。過去は変えられませんが、未来は自分で変えられます。この映画を観ることが、誰かのスタートラインになって欲しいと思います。」とコメント。

最後に森谷監督の「この映画は若者たちが無謀に思えるような目標を掲げてそれに向かってまい進する物語です。作品で描いたことは本当に起こったことです。若い人にはもちろん、若者だった大人たちにもぜひ観てほしい作品です。」というコメントには、会場から温かい拍手が上がり、『サムライフ』への期待と応援を感じるイベントとなりました。