早くも伝説化している2011年の革新的傑作『ザ・レイド』をベースに、全米、そして全世界に殴り込みをかける最強クルーが各国から集結、日本人豪華キャストも重要な役回りで参戦する『ザ・レイド GOKUDO』。前作よりさらに激しさを増したインドネシアの格闘術“シラット” の炸裂、そして前作にはなかった超絶のカーアクションが加わり全面的にパワーアップ!さらに潜入捜査の葛藤、マフィア親子の愛憎と内紛、そして松田龍平、遠藤憲一、北村一輝ら日本人キャストが演じるヤクザとの国境を超えた抗争の勃発など、『ゴッドファーザー』ばりの壮大なドラマも描かれ、あらゆる活劇スタイルを融合して昇華した最新進化系というべき極限のアクションが描かれる、アジアが誇る国際的クライム・アクション超大作。
全国公開前夜である11月21日(金)に、「映画秘宝Presents さよなら新宿ミラノ!『ザ・レイド』祭!」として、12/31をもって惜しまれつつも閉館を迎える映画ファンの聖地として名高い映画館・新宿ミラノにおいて、前作『ザ・レイド』、そしてこの日一夜限りの『ザ・レイド GOKUDO』R18+ ディレクターズ・カット版の二本立て上映が行われ、公開を前にシリーズの熱狂的なファンが一同に集結。

■映画秘宝Presents さよなら新宿ミラノ!『ザ・レイド』祭!
■日時 11月21日(金) 20:25〜
■場所:新宿ミラノ2 (新宿区歌舞伎町1-29-1 TOKYO MILANOビル)
■登壇者:武田梨奈 (23)、松江哲明 (37)

さらにこの日は『ザ・レイド』と『ザ・レイド GOKUDO』の上映幕間に スペシャルトークショーを実施し、ゲストとして本作の監督ギャレス・エヴァンスと親交があり、日本を代表するアクション女優である武田梨奈、そして『ライブテープ』『フラッシュバックメモリーズ 3D』など数々の話題作を手がけ、その手腕にも定評があるドキュメンタリー監督・松江哲明という、シリーズの大ファンである二人が登場。登壇するや「いま舞台袖で漏れ聞こえてくる音を聞いているだけでもアドレナリンが出てきました」と早くも興奮気味の武田。同じく松江も「こんなにも会場に人が集まっていて驚いています」と会場を見渡す。

そして本作について、武田は「一言で言ってクレイジーです。」と語り、松江は「まず予告編の段階で普通に人が車に轢かれていましたからね、ただの事故映像ですよ(笑)」と述べると会場からは笑いが。インドネシアで別作品の撮影中にギャレス監督に呼び出されたという武田は、「まだ編集前の本作を見せられ、エグいシーンを私に見せつけながらニヤニヤ笑っていました(笑)」。本作のアクションに対して、松江は「命がけでお客さんを驚かせてやろうというエネルギー、なんでそこまでやるの!といったところが凄い」と語る。
「香港ならカンフー、タイならムエタイ、アメリカならガンアクション、韓国ならテコンドー、インドネシアではシラット、そして日本なら空手とそれぞれの国の文化に合わせたアクションに対して理解して、こだわりをもってやっているところが凄いですね」と武田はアクション女優ならではの見どころを語る。続いてシリーズ3作目の舞台は東京だと噂されている事について、武田は「監督から(シリーズの主演俳優)イコ・ウワイスをボコボコにして欲しいと言われました。(笑)」と次回作の出演への期待を抱きながら語った。

最後に年末に閉館を迎えるミラノ座についてコメントを求められると、「プライベートで何度も来ている劇場で、私もいつかこの大きなステージで舞台挨拶をするのが夢でした。それは叶いませんんでしたが、こういうカタチで登壇することができて、本当に良かったです。映画館はなくなっても思い出はなくならないと思います。」と武田。そして松江は「中学生の時から父親とよく来ていた映画館で、今日も場内を見ていて、色んな思い出が蘇っています。もうあと少しですが、年末まで何度も足を運ぼうとおもいます。ミラノ座ありがとう!」と述べると、会場から賛同するような大きな拍手が起こり、とても温かい雰囲気の中、イベントは終了となりました。