12月20日(土)よりテアトル新宿他にて公開となります、話題の映画『百円の恋』。
故・松田優作氏の出身地である山口県の周南映画祭において、優作氏の志を受け継ぐクリエイターを発掘すべく2012年に新設された脚本賞、第一回「松田優作賞」のグランプリ作品が武正晴(『イン・ザ・ヒーロー』)の手によって映画化されたことでも話題となっている本作ですが、ゆかりのある山口県の3劇場にて、11月15日(土)より先行上映が開始しております。

映画『百円の恋』は15日(土)から山口県のMOVIX周南、イオンシネマ防府、宇部シネマ・スクエア7で全国に先駆けて先行上映が始まりました。

『百円の恋』は山口県の周南「絆」映画祭に開設された「松田優作賞」グランプリ受賞作品の脚本を映画化した作品で、山口県内でも周南市の徳山動物園、下松市の笠戸島、光市の室積海岸などで撮影が行われ、その縁から山口県での先行上映が実現しました。

このうち、MOVIX周南では16日の第1回上映終了後に武正晴監督の舞台挨拶が行われ、熱い質疑応答もされるなど、駆けつけた観客の皆さんの熱気と興奮が伝わる“熱い”舞台挨拶となりました。

冒頭で武監督は「山口でクランク・インした映画です。
全てを燃焼し尽くした安藤サクラさんの凄さを山口から広げていってください」
とあいさつ。続いて、上映中に寄せられた安藤サクラさんからのサプライズメッセージが披露されました。

※安藤サクラさんからのメッセージ※

百円の恋、クランクイン前日、初めて訪れた周南の景色を見て、なぜか、“この場所ではじまるなら絶対大丈夫だ。”と思いました。
周南市のエネルギーがとても心強く窓の外に柏手(かしわで)を打ちました。
いちはやく、周南の方々に観て頂けることがとてもとてもうれしいです。
周南からはじまった愛しい映画『百円の恋』どうぞよろしくお願い致します。
いきたかった!!!

安藤サクラ

このメッセージを受けて、武監督は700人のオーディションから安藤さんを選んだことや、ボクシングのトレーニングをはじめ、撮影期間中の短期間で身体を絞っていった壮絶な取り組みを披露しながら、「俳優とは人に非ずほど優れていると書きますが、安藤さん、新井さんをはじめ、俳優の皆さんの凄さを改めて感じました」と話しました。

また、徳山動物園でのクランク・インのとき、監督、俳優の間で距離感と緊張感が漂う中で動物たちの演技がその仲を取り持ってくれた山口ロケでのエピソードも披露されました。
そのあとの観客の皆さんとの質疑応答では、熱心な質問や感動の感想が次々と寄せられ、熱い舞台挨拶となりました。
このあと、ロビーではパンフレットをご購入してくださった皆様へ武監督のサイン会が行われ、お一人お一人が熱心に映画の感想を監督に話されるなど、映画の余韻がいつまでも残るサイン会となりました。

お客様からは「山口でロケをしているとか、そんなことを抜きにして本当に凄い映画」
「安藤サクラさん凄すぎ!」
「熱いものがこみ上げてきて、嗚咽を抑えるのに大変だった」
「今年1番の映画」「安藤サクラさんの体当たりの演技を前に涙が止まらなかった」
「安藤さん凄い!そして新井さんも魅力的で凄い!」
「絶対スクリーンで観るべき映画」
「境遇は違っても、誰しも胸を打たれる映画」
などの熱い感想が聞かれました。

    以上