本日都内にて映画『救いたい』完成披露試写会舞台挨拶が行われ主演の鈴木京香を始め、三浦友和、貫地谷しほり、渡辺大、中越典子など豪華キャストが勢揃いしました。
本作へのそれぞれ胸に抱えた思いを語り、本作の発起人である麻酔科医の先生や看護師の方々より登壇者へ花束が贈呈されました。

■日程■ 11月10日(月)
■会場■ よみうり大手町ホール 大ホール (千代田区大手町1-7-1読売新聞ビル内)
■登壇者■ 鈴木京香、三浦友和、貫地谷しほり、渡辺大、中越典子、神山征二郎監督、川村隆枝(原作者

—本作への思い
神山監督:被災地が舞台ですから、独特の緊張がありました。ですが、撮影をしていくうちに不思議と自分の心が澄んでくるような気持ちになりました。一生懸命やりました。
川村さん(原作者):夢は叶うものですね。原作は麻酔科医についての本でしたがこんなに豪華なキャストの皆さまによって単なる医療の映画ではなく、日本人の優しさ、たくましさ、そして勇気づけられる映画になりました。
鈴木さん:素敵な映画に仕上がりました。心優しくて力強い人達の話です。私が仙台出身だからこそお声がかかったという事もあると思いますが、だからこそ中途半端には出来ない、という恐怖心がありました。それでもやはりこの役を演じたいと思いました。
三浦さん:映画は現実を忘れさせてくれるものですが、今回の映画は現実を見せつけられる映画です。面白かった!というようなタイプの映画ではありません。普段はあまり言いませんが、それでもぜひ周りの人に勧めてください。
貫地谷さん:やるまでにとても勇気がいる脚本だと思いました。ですが、養成所時代から憧れていた神山監督の作品に出演できるのなら絶対にやりたいと思いました。
渡辺さん :僕も出演については悩みました。震災のあった日にテレビで知ったのですが、この現実を目の当たりにする一歩を踏みこむのにはどうしたら良いのか。そして撮影初日に忘れてはならない震災のことを改めて感じました。
中越さん:この作品を観て胸に突き刺さる何かかきっとあると思います。覚悟してぜひ観て下さい。自分では(現地へ赴いたり)何も出来なかったのですが、この作品に出演できる機会に恵まれて良かった、ありがたく思います。

—これからこの作品を観る方へメッセージを
鈴木さん:もたれかかっている訳ではないのに、支え合っているという夫婦の在り方がとても素敵に描かれています。被災地の大変なことだけではなく、現地で自分らしく職業を全うしようと努力している人たちを、奇をてらわずに丁寧に描かれた作品です。
監督キャストの思いはもちろんですが、地元の方々の思いがこれからこの映画をご覧頂いて、少しでも皆さんのもとへ伝わればと思います。ありがとうございました。