いよいよ本日より公開となりました映画『福福荘の福ちゃん』。8月にはカナダ・モントリオールのファンタジア国際映画祭で大島美幸さんが最優秀主演女優賞を受賞し、さらには、イギリス、ドイツ、イタリア、台湾の4か国でも公開が決定している本作。そんな本作の公開初日を記念して、キャスト・監督が集結しての豪華舞台挨拶を実施いたしました。

【日時】 11月8日(土) 
【会場】新宿ピカデリー スクリーン3 (新宿区新宿3−15−15) 
【ご登壇者】大島美幸、荒川良々、徳永ゆうき、芹澤興人、飯田あさと、藤田容介監督

会場にはたくさんのお客様が詰めかける中、大島さんや荒川さんら、キャスト陣が登場すると場内は大歓声!!朝早い上映回から集まっていただいたお客様に対し、「ありがとうございます!ちょうど1年前くらいに撮影をしていた作品でした。こうやって公開初日を迎えられて本当に嬉しいです。」と映画公開の喜びを交えながら挨拶した大島さん。藤田監督も「撮影時は季節外れの台風が来ていたりと本当に大変な現場でした。それを考えると、こうやって初日を迎えられて奇跡のようです。」と、遂に封切となった作品への愛情をひしひしと感じるコメントを語り、「女性がおっさんを演じるというのは、やはりハードルが高いかな、という不安まったくなかったかというと嘘になりますが、それでも、大島さんは完璧に役になりきってくれました。

素晴らしいです!」と初主演でおっさん役を演じた大島さんへの絶大な信頼を告白。そんな大島さんと撮影中、多くの時間を共有した荒川さんは「もともと親近感のある方だったけど、二人して坊主だったからより距離が近くなった気がしました。おっさんになりきっていたから、つい、連れションまで誘っちゃった(笑)」とまさかのエピソードを語り場内を沸せると、大島さんも「現場でもそっくりだったし、海外上映が決まってる作品なんですが、外人は見わけつがつかないんじゃないかなと、本気で心配してます。」と返して意気投合っぷりを感じさせるトークが繰り広げられました。劇中で歌を披露している徳永さんは「撮影現場で歌うのは初めてだったので緊張しました。無事に終えられてよかったです。」と当時の思い出をコメント。

さらに!今日は大島さん演じる福ちゃんと同じ福福荘の住人を演じた芹澤さんと飯田さんも登場!「ある動物と一緒に登場しているんですが…本当に怖くて…。でも、一番の見どころなのでぜひお楽しみください。」と控え目に出演シーンをPRした芹澤さんや、「最初から、女性とはいえ“福ちゃん”というおっさんを演じる大島さんを頼りにしてました。(笑)」と飯田さんが当時の心境を明かすなど、福福荘の住人が久しぶりに集結した和気あいあいとした舞台挨拶となりました。実際に、女優としておっさん役に挑戦した大島さんは「芸人として味わえない経験をたくさんさせていただきました。もう、今後の道は、おっさんで生きていくしかないですね。たとえ女性役のお話をいただいてもお断りします!」と一生おっさん役宣言を放ち、最後には「笑えて、心温まる素晴らしい作品。藤田監督が魂を削った作品でもありますので、寒くなるこの季節にぴったりだと思います。きっと映画を観たあとは寒さが和らぐ、ほっとする作品になっていますので、ぜひ、よろしくお願いします。」と作品をアピール。それに応える形で、藤田監督が「一見、ふざけた映画に見えるかもしれませんが、実際どうなのかは観ていただければわかります。とにかく全ての役者さんが素晴らしいです」と語り、舞台挨拶を後にしました。