10月18日、新宿ピカデリーにてまほろ駅前狂騒曲の初日舞台挨拶が行われ、瑛太さん、松田龍平さん、高良健吾さん、真木ようこさん、永瀬正敏さん、大森立嗣監督が来場した。
会場から「おかえり」の声に瑛太さん「ありがとうございます」松田さん「びっくりです」の声。
一言挨拶では「あとは映画が一人歩きして、日本全国のみなさんに浸透して欲しいということと、みなさんの口コミで多くの人に伝えて欲しい」と瑛太さん。一方の松田さんは「映画から始まり、ドラマ化され、また映画なのでこの流れだと次はドラマなのかなと思います。」と笑いをとった。高良さんは緊張している様子で「この作品に参加できていることが嬉しい。また二回目も観てください」と語った。真木さんは「ドラマからの参加で、少ししか出ていませんが、ありがとうございます」とクールな表情。永瀬さんは「明日も観に来てください」と一言。監督は「ここまでの道のりが長かったが観ていただいたお客さんのまえに立っていられることが幸せです。この映画がみなさんの心に少しでも残って実家のお母さんとか皆さんに伝えて貰ってもう少し映画を大きくしていただきたいです」と真剣なまなざしをしていた。
台本ではキスするシーンを、トラブルで失敗してそのシーンが面白くて結局キスをしなかったというエピソードを瑛太さんが語ると、松田さんは「キスしたほうがよかった。笑いなんていらない」と言い真木さんは「キスされるものだと心構えをしていたから驚いたけどまあいいのではないでしょうか」と笑った。
まほろという作品について瑛太さんは「人生において大切な作品なので今後続けられるかはお客さんにかかっている」といい松田さんは「まあ仕事ですね」と笑いをとったあと、「長い間同じ役をやったので、思い出のある作品でバディーものです」と語った。高良さんは「17才のときに瑛太さんと出会い、龍平さんとは20才のときに出会って、後輩感が出るとお前なに?言われるので出さないようにしていて、このインの前に瑛太さんが頑張ろうねと声をかけてくれて嬉しかった」と大先輩ふたりを目の前にし、嬉しさや緊張をかみ締めている様子だった。真木さんはふたりを「凶器のようなふたりだから恐い。ふところに入るとボコボコにされるし、一定の距離を保たないといけない。」と明かした。
最後に大森監督は「皆でまほろを日本から世界に広げていきましょう」と意気込み松田さんは「ありがとうに尽きます」と一言。瑛太さんは「こういった映画が日本の中で多くの人に観ていただける作品になって欲しいし、分かりやすくないものが受け入れられない風潮になってしまっているように感じるので、まほろの世界観を人それぞれ違う捉え方で受け取ってもらいたい。」と締めくくった。

(Report:浜野真里)