12月20日(土)よりテアトル新宿他にて公開となります、話題の映画『百円の恋』。
故・松田優作氏の出身地である山口県の周南映画祭において、優作氏の志を受け継ぐクリエイターを発掘すべく2012年に新設された脚本賞、第一回「松田優作賞」のグランプリ作品が武正晴(『イン・ザ・ヒーロー』)の手によって映画化されることでも話題となっている本作。

10月25日(土)に第27回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門での上映にて、キャスト・スタッフによる上映前舞台挨拶、上映後Q&Aを実施いたしました。

◆10月25日(土)『百円の恋』東京国際映画祭 日本スプラッシュ部門
17:20の回、上映前・舞台挨拶/上映後Q&A
会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズSC4
登壇者: 安藤サクラ(女優)、新井浩文(俳優)、武正晴(監督)、足立紳(脚本)

上映前舞台挨拶

武正晴監督:ようやくこの映画を皆さんの前にお披露目できて嬉しいです。
楽しんでご鑑賞ください。

安藤サクラさん:本日はこの『百円の恋』の上映にお越しいただきありがとうございます。
これからご覧いただき、後ほどQ&Aで色々とお話できればと思います。
よろしくお願いします。

新井浩文さん:映画祭でたくさん作品がある中、『百円の恋』を選んでいただきありがとうございます。
楽しんで下さい。

足立紳さん:脚本を書き始めてから4年越し、ようやくご覧いただけるので非常に嬉しいです。
よろしくお願いします。

Q&A内容

MC:武監督、足立さんにお伺いしたいと思います。
この作品は4年間準備したとお伺いしました。
本作は山口県で行われた周南映画祭の第一回「松田優作賞」脚本グランプリ作品を受賞されましたが、受賞された時の感想をお願いします。

足立:受賞した時はとてもうれしかったです。
脚本を書いたのは4年前で、監督と一緒にいろいろなところに持ち込んだのですがなかなか実写化できず。諦めれなくて、それで「松田優作賞」が立ち上がったので応募しました。これに入れば、営業しやすくなるかなと思って(笑)。

MC:アイディア自体はどこからうまれましたか?

監督:僕ら2010年全く仕事がなくて(笑)。
仕事がないなら自分で作るしかないよなって思って、
足立さんには迷惑だったかもしれないんですけど(笑)。
喫茶店に呼んで、作り始めました。
それが四年前です。

MC:どのようにしてこの物語のアイデアが浮かんだのですか?

監督:僕の作品は男性が主人公の作品ばかりだから、
女性がかっこ良く闘う物語がみたくて。その願望を足立さんに話して、
自由に好きな物を書いてほしいということを伝えて書いてもらいました。

MC:自由な発想で女の子がどんどん変貌していくというはどうこから思いついたのですか?

足立:僕は学生のころにこういうお店でアルバイトをしていたことがあって。
それで、そこからですね。あと子供が産まれる時にお金がなくて、8年ぐ
らい前に。

監督:どんどん赤裸々な話がでますね(笑)。知らなかったですよ。

足立:友人がこういうところで働いていたので、僕は怠け者だったので3ヶ月
ぐらいで辞めちゃって。夜勤で働いて、15年ぐらい経ってまた、同じところで働いて。
同じようなお店で働いているのに、空気が全く違っていて。
なんで15年でこんな空気が変わるのだろうと思って。
それで、一子にも、とにかく勝ちたいと思ってほしい変わりたいと思って
ほしいという願いを込めて書きました。

MC:安藤さんと新井さんはどうしてこの作品やりたいと思いました?

安藤:どうして!?(笑)私自身が闘いたいと思ったからですね!

MC:オーディションを受けられたんですよね?

安藤:はい。

MC:オーディションでは安藤さんの気合いが伝わったのですか?

監督:僕らも闘いたかったんです。何か賞を取れる作品を作りたかったです。
このシナリオが出来た時に、役をやりきれる人をみつけたくて。
オーディションに安藤さんが来て一子が来たとみんな思って。
一致しました

MC:新井さんは?

新井:素敵な作品と、安藤サクラが主演だったからです。

MC:それは安藤サクラさんと一緒にやりたかったということですよね。

新井:一緒に仕事はしたことはあったんですけど、
ちゃんとしたことはなくって。
個人的な意見で申し訳ないんですが、今、現在
日本映画女優の中で一番だと思ってます。

(場内 拍手)

MC:どうですか?その言葉を聞いて。

安藤:えっと、どうしたらいいんでしょう(笑)。

新井:後で何かご馳走してください(笑)。

監督:僕もそう思ってます!

安藤:ご馳走するためか(笑)。

<お客様からの質問>

Q:すごく感動しました。最後の勝ちたいというシーン私も一緒に勝ちたい
と思いました。短時間であれだけの体重を変えたのですか?

安藤:はい、一回太って。といっても、豪華なお金のある映画ではないの
で途中でじゃあ痩せるっていう期間を作る時間がなくて。
撮影が始まって10日間ぐらいで試合に向けてしぼっていきました。

MC:10日間で?!

安藤:私もいま信じられないんですよね。
人の体っていうのはすごいなあって自分で思いながら。
念とか脳の命令とか。

MC:オーディションの時は今の姿ですか?

安藤:オーディションに受かりたくて、受かりたくて。
太ってオーディションを受けました。
でも、太ろうと思ってたわけじゃないんですけど、この映画の事を考えていたら、
ダラダラしてしまって太ってしまいました(笑)

MC:何キロぐらいの減量されたのですか?

安藤:でも、ボクシングのトレーニングをしていたので、
筋肉と脂肪で大きくするしかなかったので。
最終的に筋肉だけにしました。
何キロって言うか、筋肉が重いので重さで計れないっていうか。

MC:でも世の女性達はびっくりするぐらいお腹周りがすごく変わっていますね。
トレーニングと食事制限を行ったのですか?

安藤:トレーニングはする時間はあんまりなくて。
食事制限は、新井君もそうですけどササミですね。

新井:二人ともササミで分かり合ってます(笑)。

安藤:新井君が目の前で過酷なことをやっていたので、
自分もがんばらなくちゃと思いました。

MC:新井さんどんなササミの生活を?

新井:うちは劇中での変化はないので、明確でただボクサーに見せる体を
作るってことで、3ヶ月前からやらせて頂いて。筋トレと食事制限。
要は人間の体って食事と運動じゃないと変わらないんですよ。
全部トレーナーの受け売りなんですけど、筋肉をつける為には、高カロリ
ー低タンパクを食べると。

安藤:何日か最後の方、何にも食べていなくて(新井さんは)
水抜きもしていたので。

新井:実際、ボクサーは前日を水飲まないで水抜きをするって聞いたから、
シーンにはないんですけど、計量する日を決めて。うちの中でボクシングの
前日は水を抜くって決めて。

MC:辛いですよね?

新井:辛いですよ。もうやりたくないですね(笑)もう肉体改造、ボクサー役
やりたくないです(笑)。

監督:雨のシーンって普通嫌がるんですけど、新井さん、
その時だけはすごい嬉しそうで(笑)。どうしたの?って聞いたら、水が、水がーって。

新井:水抜きしていたので、皮膚から水が入って来て気持ちいいなーって。

MC:安藤さんもササミを?

安藤:何にも食べないで、3時間置きぐらいにササミをタンパク質を取って
いって。3時間置きに食べないと、筋肉がなくなっちゃうんで。

MC:ポイントはササミですね。

安藤:ポイントはササミではなく、今なんの目的がなくてもできないです。
映画の中へ全部、神経がすべてそこに向かう時じゃないと発揮できないです。

新井:現場で、監督とサクラと芝居のことはあんまり話した記憶はないです。
監督からウチにはボクサーに見えるようにってことだけを伝えれました。
サクラともボクシングの話ばかりしてましたね。

Q2

Q:最初の一子は自分の感情とかいろんなものに蓋をして生きているイメ
ージでしたがこれが一つの出来事とかいろんな人の出会いで放たれたな
って思ったんですが、お二人はそれぐらい衝撃的な出会いはありました
か?

安藤:この作品はそういう意味ではそういう出会いだったなって思います。
今、この作品の上映後、っていうことではなくて。そう思っています。

新井:ウチもそうですね。
この作品に限らず、いい作品に出会わないといい俳優って言われない
と思うんでよね。代表作って言われるような。監督や脚本に出会わないと。
プロデューサーや共演者なり。今回もそうです。

Q3

Q:素朴な質問ですがコンビニとお弁当のモデルは横浜ですよね?
実際、この作品の中の土地のモデルはあるんですか?
デートは山口県ですが、作品は東京の設定ですか?

監督:架空の町という設定ですね。どうしてもロケーションの横浜とかは映
ってくるので。山口県の発祥の賞を受賞したことで、作られてた作品なので、
せっかくなので最初の撮影日は山口県にしました。

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