テレビ東京・土曜深夜の人気番組「ゴッドタン」から生まれた映画『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』が17日(金)より全国公開中です。

20日(月)、この作品の公開を記念してダイノジ・大谷ノブ彦を迎えイベントを行いました。
本イベントは、前作『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』(2013年公開)公開時に、大谷が自身のTwitterで「映画館で一緒に観よう」と募ったことがきっかとなり実現したイベントで、「ダイノジ大谷presents みんなで観て語ろう!キス我慢2」と題して実施。
この企画の発案者である大谷は上映前に登場し「一緒に楽しもう」と挨拶。お客さんと一緒に上映を楽しんだ後、
佐久間宣行監督を交えてのトークショーを行いました。

トークでは「ゴッドタン」と大谷の因縁の出来事から邂逅するまでの経緯が語られ、さらに終盤にはお忍びで訪れていた相方・大地洋輔も壇上に呼ばれ即興のラップを披露!
がっちりと握手を交わしてイベントは終了しました。

『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』は、会場でしか聞けないトーク満載で24日まで毎日イベントを開催中です。
詳細は公式Facebookをご参照ください。

『ゴッドタン手 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』公開記念
ダイノジ大谷presents みんなで観て語ろう!キス我慢2

10/20(月)新宿バルト9(スクリーン8・251席)*上映後トークショー
イベント開始:20:45(30分予定)
ゲスト:ダイノジ・大谷ノブ彦(42)、佐久間宣行監督(38) 
MC:五箇公貴(テレビ東京・プロデューサー)

<上映終了直後>

大谷ノブ彦(以下、大谷)
いやー!おもしろかった!
めちゃくちゃ笑いました。
芸人として嫉妬するシーンもありましたし。

佐久間宣行監督(以下、佐久間)
マキタスポーツさんのシーンは、芸人ならみんな怖さがわかるというあのシーンですね。
あのシーンはマキタスポーツさんもですが、
安井順平さんは自分も巻き込まれないように少し後ずさりしてるんですよ(笑)。

大谷
ひとりさんはアドリブなのに自分で伏線回収して、それもスベってないんだよな〜!
ウケちゃってるからまたすごいですよ。
上映前にプロデューサーの五箇さんからちょっと聞いたんですけど、
佐久間さんは、やっぱり僕のことはキライだったんですか(笑)!?

佐久間
大谷さんとはつきあいが長くて、10数年まえの「おとなのコンソメ」という番組でご一緒させてもらっていたんですが、
ちょうどこれから“来る”タイミングの芸人さんが出ていたから、実はみんなぴりぴりしていて、
その中でも一番ぴりぴりしていたのがダイノジ、というか大谷さんだったんです(笑)。
そのあと、嫌いになったのは…

大谷
教えて!治したいから!
…でもなかなか治せないんだよな。
だけどこの作品でも「人は変われる!」って言ってたから、教えて!

佐久間
劇団ひとりとおぎやはぎとの相性を考えた時に、正直、合わないんじゃないかと思ってたんです。
ほかの人がウケると、如実に笑わない大谷さんがいて、
大谷さんはその時期は、チームプレイに向いていなかったんです(笑)!
だからラジオが向いてるんですよ!

大谷
2002年「次に売れるのは俺たちだ!」と思っていたところにM−1の決勝で僕らは思いっきりスベっちゃったんです。
それから2003年に「おとなのコンソメ」が始まったときには、
この中で一番だと思ってとにかくツッパっていないとやってられなかったんですよ。
でも、あの番組では「俺はおもしろい、できる」と思ってたのを小木さんに見透かされていたことがわかってしまった僕はすごく傷つくんです。
でも、後に大地がエアギターで世界一を獲ったのに仕事が一切なくなってしまった時期に、
あれは「お前はおもしろくないんだから、いい加減に気づけよ」っていうスタッフから俺へのメッセージだったんじゃないかってふと思ったんですよ。

佐久間
違いますよ(笑)。メッセージはそれじゃないです。
本当のメッセージは最終回です。
最終回の収録で、僕たちは大谷さんと決定的なケンカをしてその後何年か仕事をしないことを決めたんです(笑)。
その収録で大谷さんは自分へのフリを全部大地さんに振ったんです。
ダイノジというコンビの特性上、大地さんはスベっても大丈夫だけど、大谷さんは「自分はスベれない」と、思い込んでたんですよ。

大谷
そうなんだよ、俺が全部逃げたんだよ。
そして打ち上げで、担当ディレクターと大ゲンカしたんですよ。

佐久間
それですよ(笑)。

大谷
それでも、今年になってやっと!
これだけ片想いしてきた「ゴッドタン」に凱旋ですよ、2回!

佐久間
僕はずっと大谷さんで「マジギライ5分の1」をやりたかったけど、
その前にコンビの関係性を番組で扱いたかったんですよ。
それで生まれたのが「コンビ愛確かめ選手権」で、番組用のアンケートとか大谷さんのTwitterとかをイジったんですけど、それが宝の山(笑)!
やっぱり、芸人んさんて勝ち方がそれぞれだからおもしろいですよね。

大谷
そのセリフは、劇中でも安井くんが言ってましたけど、僕は、めちゃめちゃ泣きながら観てましたよ。
僕自身が劇団ひとりに対して思っていることだから。
これは、ほとんどの芸人が思い当たることだと思います。