10月2日に開幕したアジア最大の映画祭、釜山国際映画祭。10月4日、加瀬亮が、コリアンシネマトゥデイ パノラマ部門に正式出品されている主演作『自由が丘で』の公式イベントに登場。正午には、快晴の青空の中、海雲台(ヘウンデ)BIFF VILLAGE野外ステージに詰めかけた大勢の観客を前に共演のムン・ソリ、キム・ウィソンとともに舞台挨拶を行った。

開幕式の司会を渡辺謙とつとめた韓国の大女優ムン・ソリは親しみを込めて「加瀬さんは同い年だけど、弟みたいなひと」とコメント。加瀬は「自分にとって本当に宝物のような映画」と自身の主演作を表現していた。そして、夕方にはホン・サンス監督も加わり、MEGABOX海雲台4館にて、上映後舞台挨拶が行われた。

あまりの立ち見客の多さから開始が遅れるほどの熱気の中、加瀬亮、ホン・サンス監督、ムン・ソリ、ソ・ヨンファが登場。

加瀬との仕事について、ホン・サンス監督は、「本当に加瀬さんは映画に対して考えが深くて、いろいろなシーンで質問をしてきてくれました。この映画は、加瀬さんと仕事をしようと思ってからはじまりました。一緒に仕事ができてとても楽しかった。」と加瀬亮をべた褒め。

加瀬亮も「こんなに演技をしていてたのしいことはないと思えないぐらいすばらしい現場でした。」とコメント。相思相愛な様子が垣間見えた。

観客との質疑応答の中で、加瀬は「監督にはそんなに飲めないということは事前に伝えたのですが、まるでそんなことは聞いてなかったかのような現場でした(笑)でも(お酒を飲んで演技している自分を)実際にみてみたら、無意識にやってることなど(新たな発見)があっておもしろかったです。」と明かした加瀬亮。ほかにも、映画にまつわる質問が飛び交い、中には「加瀬亮さん、大好きです!」と日本語でファンからラブコールを受けるシーンもあった。