本作は、行定勲監督がオール上海ロケで撮影に挑み、美しい双子の姉に恋をした日本人青年(三浦春馬)が迷い込んだ不可思議な愛の世界を描く、ロマンティックなミステリー。原作は、本多孝好著『真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A/side-B』(新潮文庫刊)ベストセラー恋愛小説から、舞台をアジアへ移し、原作の良さを活かしながらも、妖艶さを加え、映像化に成功。主演は『永遠の0』やドラマ「僕のいた時間」で人気・実力を兼ね備えたスターとしてその輝きを増し、注目の話題作『進撃の巨人』の主演としての期待も高まる三浦春馬。共演に中国の国民的ドラマ「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」のヒロインとして若手トップスターに登り詰めるリウ・シーシー(劉詩詩)、台湾で年間視聴率1位を獲得した「最後はキミを好きになる!」の主演や映画『GF*BF』で日本での人気も高まるチャン・シャオチュアン(張孝全)。アジアで高い人気を誇る行定監督のもと、日本・中国・台湾の注目スターが集結しました。

※〈オープンシネマ部門〉・・・「映画の殿堂」と呼ばれる5000人収容の映画祭メイン会場で上映される部門。今年は8本が選出され、日本人俳優主演、日本人監督の作品は本作が唯一の選出。)となります。

今年で19回目を迎える釜山国際映画祭にて、『真夜中の五分前』が先ほど、〈オープンシネマ部門〉にてワールドプレミア上映に行定勲監督を始め、主演の三浦春馬、共演のリウ・シーシー、チャン・シャオチュアンによる舞台挨拶が行われました。行定にとって、オープンシネマ部門は3回目の常連だが、5000人収容できる「映画の殿堂」で、まず行定監督が紹介された後に、三浦の紹介の際、MCから「日本では<イケメン>とカッコいい人のことを言っています。その<イケメン>といえば、この人<三浦春馬>氏です」と紹介されると観客からは、多くの完成が沸き起こりました。
三浦は檀上に立つと「アンニョンハセヨ。チョエ イルムン、ハルマ・ミウラ イムニダ。(こんばんは。三浦春馬です)とハングルで挨拶。この日、三浦の他、リウ・シーシーとチャン・シャオチュアンもこの会場の観客とそのスケールを前に、晴れやかな表情とともに手ごたえを感じた様子で、和やかに舞台挨拶が進行しました。

【イベント概要】
◆日程 :10月3日(金)20:00〜  
◆登壇者:行定勲監督(46)、三浦春馬(24)、リウ・シーシー(27/劉詩詩)、
      チャン・シャオチュアン(30/張孝全 ※以前はジョセフ・チャン)

行定監督 「この映画は約7年かかって、ようやくここに戻ってこれました。上海で撮影されたものですが、日本を超え、国境を越えた撮影になりました。これは、人と人の愛の不確かさを描いた映画です。皆さんが見つめている<愛>がどういうものか、考えるきっかけになれば、嬉しいです。そして、この作品のワールド・プレミアをこの場でできることを光栄に思っております」

続けて、三浦春馬が「みなさんこんばんは。この釜山国際映画祭に招待されて、とても光栄に思っております。この釜山は、とてもエネルギッシュで、自分も元気をもらえる地です。この映画で、初めて中国語にチャレンジさせて頂きました。とても多くの時間を費やして、一生懸命役になれるよう注いだつもりです。そして僕だけでなくもちろん本当に大勢の人が多くの時間を費やして作った作品です。
改めて自分の相手に対する愛の形というのを、この映画で一緒に考えて頂けたら嬉しいです。」

釜山国際映画祭のワールドプレミアを皮切りに、公開は10月23日の中国公開、そして香港、台湾などアジア各国で公開が続き、日本では12月27日(土)より全国公開となります。