今年で第19回を迎える釜山国際映画祭が、本日10月2日から開幕。今日から10月11日までの10日間、開催されます。79カ国の映画が314本上映予定。本日の開幕式には、俳優の渡辺謙氏が、女優のムン・ソリと共に開幕式の司会として登場したことでも話題になっております。

本作、『真夜中の五分前』は、上海で美しい双子の姉に恋をした日本人青年(三浦春馬)が迷い込んだ不可思議な愛の世界を描く、ロマンティックなミステリー。原作は、本多孝好による同名のベストセラー小説『真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A/side-B』(新潮文庫刊)。

本作は、企画段階よりアジア広域展開をターゲットにし、ロケ地は上海、編集・VFXを日本、サウンド仕上げを台北で行い、スタッフは日本、中国、台湾などアジア各地からクリエイターが集結、キャストもアジア各地からキャスティングし、アジア広域にわたるプロジェクトに挑んだ。

今までの合作映画と本作の違いは、ターゲットを日本だけでなくアジア広域としている点。

監督は、これまで数々の国際映画祭に参加し世界が注目する行定勲監督。キャスト陣は、三浦春馬が主演を努め全編中国語に挑戦しています。共演に中国の国民的ドラマ「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」のヒロイン役など一躍トップスターに登りつめた中国No1女優リウ・シーシー(劉詩詩)、さらに台湾から、台湾年間視聴率一位を獲得した「最後はキミを好きになる!」の主演や映画『GF*BF』で日本での人気も高まるチャン・シャオチュアン(張孝全)らが集結しました。

本日の釜山国際映画祭オープニングレッドカーペットに、日本からは、行定勲監督と主演の三浦春馬、中国からは共演のリウ・シーシー、台湾からチャン・シャオチュアンのメインキャストが揃って登場。レッドカーペットに降り立ち4人が揃うと、拍手と歓声が一気に沸き立つとともに、世界中の報道陣からの大量のフラッシュに迎えられた。レッドカーペットで笑顔で手を振る登壇者に、観客達は惜しみなく大きな拍手と声援を送り続けていた。

三浦は、「この釜山国際映画祭にアジアの代表として、ここで、本当に多くの方にこの映画を届けられるということで、光栄です。」と喜んだ。行定監督は報道陣に対し「すごい熱気ですね。このメンバーと一緒にここに来られたことは、すごく嬉しいです。」とコメント。明日10月3日 約5000人の観客が入れる“映画の殿堂”(屋根付き屋外シアター)でワールドプレミア上映を予定しています。

※三浦春馬:2011年、台湾版アカデミー賞「第48回金馬奨」にて、映画『東京公演』で主演の三浦春馬が、青山真治監督と共に出席。
2013年、第70回「ベネチア国際映画祭」にて、CGアニメーション映¬画『キャプテンハーロック』の公式上映が行われ、原作者・松本零士氏、荒牧伸志監督、と共に声の出演として俳優の三浦春馬が出席した。

※行定監督の釜山国際映画祭への出品は、『ひまわり』(2000年)、 『春の雪』(2005年)、『クローズド・ノート』(2007年/オープンシネマ)、『今度は愛妻家』(2009年/オープンシネマ)、『パレード』(2010年)、『カメリア』(2011年)に続き、7作目となる。