10月2日(木)、映画『小川町セレナーデ』の公式応援ソング「小川町セレナーデ」が完成し、お披露目会が行われた。この日は女装家のバブリーナ(新宿2丁目発!LGBTポータルサイト「2CHOPO」編集長 http://www.2chopo.com)や、公式応援ソングの歌詞も担当した原桂之介監督、公式応援ソングをKONTA(元バービーボーイズ)とともに歌うLISAが登壇した。

本日MCとして登壇したホタルゲンジの桐畑トールは、浅草キッドの玉袋筋太郎氏が会長を務める全日本スナック連盟(http://www.snaren.jp)のイベント「スナック玉ちゃん」のボーイを担当しており、スナックに集まる人々の心温まる交流を描く本作に共感。異母栗ぼん氏が前回の「スナック玉ちゃん」に乱入したことが縁で本イベントへの参加となった。また、2丁目が総力をあげて応援する映画はこの『小川町セレナーデ』が初。
映画『小川町セレナーデ』の感想について、バブリーナさんは「ポスターに『偽オカマバー始めました』ってあるじゃないですか。偽オカマとはどういうことや!見届けてやる!と思って見始めたんだけど、もう安田顕さん演じるエンジェルねえさんが素晴らしい!2丁目を歩いてても分からないクオリティ。あと、藤本泉さんと小林きなこさんが演じる偽オカマ、女の子のオカマも本当のオカマに見えるのよね。これはオカマバーに行ってすごく研究したんだろうなとうれしくなりました」と大絶賛。監督も「彼らもすごくそこを追求していたので、すごく喜ぶと思います」と顔をほころばせた。

また、監督は六本木のショーレストラン「六本木香和—KAGUWA—」で働きながら裏方の仕事の中で、「朝4時に階段で泣いているオネエの方がいらっしゃった。それでも舞台に立つときは笑顔で出て行く。そういう人たちにインスピレーションを受けて物語ができていった」と語った。
バブリーナさんは「(原監督が)好みのタイプ。こういう優男のほうが夜いい仕事しそうじゃないですか!」とのことで、原監督も照れてたじたじになっていた。

また、応援ソング「小川町セレナーデ」を歌うKONTAは、スケジュールの都合で本イベントには参加できなかったもののビデオコメントを寄せ、監督自ら手がけた歌詞について「セレナーデって日本語だと『小夜曲』、そして映画で舞台になるのは『スナック小夜子』日本語がしゃれてるな、こんなふうに有機的にできると楽しい」と語り、「スナックはカラオケになる前は演歌の人が来たり、流しの人が来たり、それが一つの文化だった。それを再現したい。この曲は愛にあふれた曲です。愛してやってください」とコメント。

レコーディングに立ち会った監督は、「ハイトーンが凄い!その場で聞けるので、こんなに凄いんだ、歌唱力が半端じゃないんだというのを実感しました。作曲のMOKUさんもKONTAさんの声の広い音域を分かって書いていらっしゃるんだなと。素晴らしかったです」と感動しきり。

また、KONTAとともに「小川町セレナーデ」をデュエットしたLISAは、「KONTAさんは、優しくて面白くてとても楽しいレコーディングでした。前日に曲を頂いて一生懸命覚えてレコーディングに挑みました。サビの男性の高いキーに比べて、女性キーは低いんです。最初は苦労したんですけど、女性はセクシーに、男性は熱唱していただくといいと思います!」とデュエットのコツを語った。

お披露目ライブではLISAと欠席のKONTAに代わり、「BONTA」として異母栗ぼん氏が熱唱するも、サビのハイトーンに苦戦。大爆笑のお披露目会となった。なお公式応援ソング「小川町セレナーデ」はJOYSOUNDにてカラオケ配信されるほか、itunesにて楽曲配信予定。