累計120万部突破のシリーズ最新作を、2013年度の日本映画賞を総なめしたスタッフ・キャストにより映画化、瑛太&松田龍平という若手スター俳優W主演で贈る珠玉のエンタテインメント映画『まほろ駅前狂騒曲』(10月18日公開・東京テアトル/リトルモア配給)。カナダ・バンクーバー映画祭でのワールドプレミア上映、ポーランド・ワルシャワ映画祭のコンペ部門出品、台湾・高雄映画祭オープニング上映も決定するなど、日本での公開を間近に控え、世界中で高評価を得ている本作。9/26(金)よりスタートした、W主演をつとめる瑛太&松田龍平、そして大森立嗣監督が、日本各都市を訪れ、イベントへの参加や、試写会での舞台挨拶を行う全国キャンペーンツアー。
9/27(土)、その第二弾となる福岡でのイベント、上映会での舞台挨拶を行いました。

キャンペーン第一弾を行った大阪から福岡に移動した3人。昼は、福岡市役所ふれあい広場を訪問。9/27(土)、28(日)の両日、福岡市内で行われる九州最大級の音楽イベント「ミュージックシティ天神2014」のオープニングイベントに参加。“NOと言えない便利屋”の二人と監督、福岡では、ミュージックシティ天神の運営委員会の依頼で、オープニングを盛り上げるというミッションを任されたのです。

快晴となった会場に大勢の音楽ファンが集ったステージ。観客から大きな歓声が上がると、「ありがとうございます。何かミュージシャンになった気分(笑)。福岡の皆さんは温かいですね!今日は楽しんでください!」と瑛太。「いい天気だし、僕もそっち側(客席)に行きたいぐらいです(笑)楽しんでください。」と松田。
MCから、それぞれ気に入っているシーンについて訊ねられると、瑛太は「多田と柏木亜沙子(真木よう子)の恋模様も描かれるんですが、キスシーンとかベッドシーンとかあるので・・・その辺も楽しみにしてください」と、昨日大阪で行われた舞台挨拶で、キスシーンにNGカットが採用されたことを暴露した多田と亜沙子との恋のゆくえがお気に入りと語りました。

「今回は、シリーズ通して初めて行天の生い立ちに触れるストーリーです。いつものように多田を適当にかわすことが出来なくなったりする、そんな行天が見れると思います。」と松田。
瑛太と松田、プライベートでも仲がいいことをMCに聞かれると「『青い春』から何度も共演していて、一緒にお酒を飲んだりもします。」と瑛太。松田も「まあ、腐れ縁というか・・・(笑)」とはにかみながらも「今日も仕事が終わったら一緒に飲みに行く予定です。もし見つけたら声をかけてください。」と語り、観客から歓声が。

 ミュージックシティ天神でのオープニングイベントを終えた3人。夜は映画館“T・ジョイ博多”へ到着。この会場では、昨日の大阪に続き、本作上映後の舞台挨拶に登壇しました。大阪同様満員御礼の会場に3人が現れると、客席からは大きな歓声と拍手。
「皆さんありがとうございます。福岡は町並みも素敵だし食べ物も美味しいし、皆さん優しいし・・・。好いとうと!」とちょっと照れながら博多弁で挨拶する瑛太。続く松田も「いや〜みなさんしゃれとんしゃ〜(皆さんおしゃれですね、の意)。皆さんに来ていただいて本当に嬉しいです。」とこちらも博多弁で挨拶。突然博多弁で挨拶をかました主演ふたりに戸惑いつつ、大森監督も「満員で嬉しいです。これから日本だけでなく世界での上映も決まっているので、皆さん応援してください。」と感謝のメッセージ。

MCとの質疑応答では、前作から3年ぶりの多田と仰天の共演について訊ねられ、「前作から、この映画の撮影に入るまで龍平が『舟を編む』とか「あまちゃん」で行天とは全く違う役柄を演じていたのを観ていたので、今回はどんな行天になるのか楽しみだった。」と瑛太。松田は「(オリジナルストーリーのドラマ版「まほろ駅前番外地」と異なり)三浦しをんさん原作の世界に戻ってきたな、という感じがしましたね。今回は、行天のバックボーンが描かれるということもあって、今までと違う行天にチャレンジしました。多田と行天がボケツッコミ逆になるようなところもあって、それが楽しかったです。」と語りました。監督は3年の時を経て再び便利軒コンビを監督したことを「大の男が3年、むさくるしく同居しているんですよ。(二人にふりかかる困難に)正面から向き合って行かないと成長できないだろうな、と思って、真面目に向き合う作品にしました。」と語りました。3年前と比べて変わったところは?と聞かれると「前作の時はまだ26,7歳でした。原作の多田は少しくたびれた、でも地に足がついた男ですが、前はそういうキャラを演技で作り上げていました。今回は、わりとリアルな感じでできた気がします。」と自身30代になったことでの変化を振り返る瑛太。松田は「3年は長いようで短かったですね。「まほろ」新作の撮影が始まるときはちょっと不安でした。前とは違うもの、もっと面白いものを観てもらいたいと思いましたから。」と撮影前に感じたプレッシャーを告白。

 最後の挨拶では、「皆で気持ちを込めて作った映画です。日本だけでなく、海外でも上映されることも決まりました。皆さんに広めて貰えれば、続きもできるかもしれませんので、ぜひ応援お願いします。」と瑛太。
その後、大阪でも実施された、観客の皆さんの携帯での撮影タイムを実施。大盛り上がりのまま舞台挨拶が終了しました。