1967年にモンキー・パンチ氏が世に送りだした『ルパン三世』(週刊漫画アクション創刊号で連載開始)。40年以上愛され続けてきた国民的キャラクターが満を持して超級エンタメ実写大作として遂に始動!
8月30日(土)より、全国307スクリーンにて公開され、公開2週目にして興行収入11億を突破。

さらに、公開14日目には観客動員が100万人を超えるなど、世界を股にかける大泥棒の名にふさわしい大ヒットスタートの『ルパン三世』ですが、9月12日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルス・ハリウッドのエジプシャンシアターにて開催された、第4回LA EigaFest(2014年9月12日(金)〜9月14日(日))のオープニング作品として、インターナショナル・プレミア上映されました。

峰不二子を演じた黒木メイサ、監督・北村龍平、そしてプロデューサー・山本又一郎が9月12日の、『ルパン三世』公式記者会見、オープニングセレモニー及びインターナショナルプレミア上映に登場。
上映前のイベントで、「ロスのお客さんの心を盗みに来た」と大胆予告した黒木メイサ。
上映後の舞台挨拶では、目の肥えたハリウッドの映画ファンたちに大喝采で迎え入れられ、興奮した様子で「まだまだもっと盗まないとでしょう!」とさらなる本作のヒット、そして北米公開へ意欲を見せました。

公式記者会見(上映前)
公式記者会見にはおよそ40人あまりの現地マスコミが集まり、会見後には現地の約10媒体もの単独取材を受けました。今回が海外初の映画祭参加となる黒木は、会見にて「現場では何か国語も飛び交う中撮影をして、いろんな国の人たちが一緒に作り上げたこの作品を、ロサンゼルスで上映し、多くの方に紹介することが出来てとても嬉しいです」とコメント。期待に溢れた表情をのぞかせました。

オープニングレッドカーペットアライバル(上映前)
その後の、映画祭のオープニングレッドカーペットアライバルでは、地元の600人余りのギャラリーがつめかける中、黒木は本作で演じた峰不二子を彷彿させるシックで艶やかな黒ドレスで登場。黒木が登場すると集まったファンやマスコミの視線を釘付けにし、レッドカーペットは熱狂の渦に巻き込まれました。中には赤ジャケットに黄色いネクタイのルパン三世風コスプレをしたアメリカ人のルパンファンの姿も。詰めかけた報道陣や観客の呼び声に流暢な英語で受け応える北村監督は、すでにハリウッドで活躍している一人としての貫録を垣間見せていました。

≪黒木メイサコメント≫
皆さんに温かく歓迎してもらい、そして『ルパン三世』という映画をLAのど真ん中に持ってこられてすごく嬉しいです。会場に集まったファンの方の中にルパンの格好をしている人もいて、改めて『ルパン三世』の人気を実感しました。(映画の本場ハリウッドは)活気があってやっぱりみんな元気だなと。日本の映画も元気ですし、こんな元気な人たちに日本の映画を観て頂きたいですね。
今日は、ロスのお客さんの心を盗みに来ました!(笑)
今日が(日本以外での)世界初上映になるので、ただただワクワクしています。
観てもらうために一生懸命作ってきたので、観てくれる方々に楽しんで頂ければなと思います。

舞台挨拶(上映後)
会場であるエジプシャン・シアターにて20時過ぎから行われたインターナショナル・プレミア上映では、約600名の観客が鑑賞。現地での『ルパン三世』人気を伺わせる盛況ぶりを見せました。上映中は歓声や笑いが起こる場面も多々あり、物語に合わせて、何度も拍手が起こり会場は大盛り上がり。多くの観客が映画と一体となって楽しんでいることがうかがえました。上映終了後、エンドロールが終了した後もしばらく拍手が鳴りやみませんでした。鑑賞後、興奮冷めやらぬ様子の現地のマスコミや観客からは「アクションシーンが迫力があって、2時間があっという間に過ぎた」「新しいルパン三世が表現されている。原作ファンを裏切らない作品だ」「どの世代でも楽しめるエンターテイメントになっている」「キャラクターそれぞれが引き立っていて、最高」など、数々の好意的なコメントが寄せられ大満足の様子。ハリウッドの観客とキャストが一体となり笑いに包まれた中、上映後の舞台挨拶が終わりました。

≪黒木メイサコメント≫
今日一日映画祭に参加してみて、最初は初めてロスに自分の作品を持ってきたので、どんな感じなのかわからなかったけど、実際にハリウッドのお客さんに観てもらって、反応も大きくてわかりやすかったです。
(ハリウッドの観客は)良し悪しがはっきりしているので、今回は素敵な反応をもらえたかなと思います。
意外なところで笑いが起こったり、拍手が起こったりして面白かったです。
今回アクションシーンのために、普段やらないようなトレーニングやエクササイズ、アクション練習など頑張りました。女同士でキャットファイト(殴りあい)するシーンでは監督からエロく!色気が大切だ!と指示が入って、撮影は大変だったけど楽しんでやりました。(一同爆笑)
(ロスのお客さんの心を盗めましたか?という質問に対して)まだまだもっと盗まないとでしょう!(笑)これからも多くの方に観て頂きたいです。

≪北村監督コメント≫
お客さんの反応がとても良くて、一緒に観ていて本当に面白かったです。
日本でアジアを代表する映画を作りたかった。色々な国のキャストを集め、ハリウッドなどのオーディエンスにも見てもらいたかったので英語のシーンが多くなりました。メイサはどんどん英語が上手くなっているし、そのうちアベンジャーズとかに出てるかもよ。(観客笑)
友人からもメイサの評判が本当に良いので、ハリウッドでも通用すると思う。
(ルパンがなぜピンクジャケットだけ着なかったのか?という質問に対して)続編を待ってて!(観客大盛り上がり)続編では今回あまり見せていない不二子のお風呂のシーンで、不二子が全裸のまま誘拐されるシーンから始まるよ(笑)今回の作品は僕らにとってはまだプロローグでスタートラインに立ったところなので、是非シリーズ化してやっていきたいなと思っています。みんなでスケジュールを合わせて2年後には作りたいね、と話しています。

日本では、現在全国307スクリーンにて大ヒット上映中の映画『ルパン三世』。
現在、アジアを中心とした世界23の国と地域で公開と配給が決まっています。
本映画祭でのロサンゼルスの観客からの絶賛の嵐を向かい風に、北米公開に向けて、まずは順調な滑り出しとなりました。

LA EigaFest
一般米国人観客を対象とした、NPO法人Japan FilmSocietyが主催する最大のイベント。
日本映画および日本文化により関心を持ってもらい、日本のプレゼンスとブランド力の向上を目的としている。また、日本映画および制作者の才能を映画の都ハリウッドで紹介することにより、彼らのハリウッド進出へのプラットフォームにすると同時に、日米間のコミュニケーションを促進させ、日米エンターテインメント業界の橋渡し的映画祭として、日米の相互理解を深めることをミッションとしている。

これまでオリバー・ストーン監督、昨年には「許されざる者」で渡辺謙、李相日監督などが参加した。
会場となるエジプシャン・シアターは1922年に建築された、ハリウッド映画史では歴史も古く、アカデミー賞授与式が行われていることで有名なチャイニーズシアターと同じ興行師シド・グローマンによって建設され、ハリウッドの映画産業を支えてきた映画館である。

海外配給状況
・23の国と地域で、公開と配給が決定(以下、主な公開決定地区)
フィリピン(9月公開予定)、シンガポール(9月公開予定)、インドネシア(10月公開予定)、
ベトナム(10月公開予定)、台湾(来年1月公開予定)、香港、マカオ、韓国、タイ、マレーシア、
ブルネイ、スペイン、アンドラ、ドイツ、オーストリア、アルド・アディジ、オランダ、ベルギー、スイス、
ルクセンブルグ、リヒテンシュタイン、オーストラリア、ニュージーランド
※その他配給についても随時調整中。

興行成績
・観客動員数:1,072,640人(公開〜9月13日まで、15日間累計)
・興行収入: 1,382,776,200円(公開〜9月13日まで、15日間累計)