本日、台湾映画『祝宴!シェフ』の日本語吹き替え版アフレコ収録イベントに、本作のオタク3人組のオフレコを務めるロバートの山本博さん、秋山竜次さん、馬場裕之さんの3名が登壇されました。

日 時:9月9日(火) イベント開始14:30〜  
登壇者: ロバート(山本博、秋山竜次、馬場裕之)

質問:アフレコをしてみて、出来栄えは?
秋山:結構なクオリティのものができたと思います。これまでは、3人組となると、村人A,B,Cみたいな役が多かったけど、こんなに最初から最後まで台詞があるのは初めてで、やりがいがありました。
山本:自信満々だな!実写映画の吹き替えは初めてなんです。
馬場:役名があること自体がすごいです。自分のキャラクターがちゃんと説明されているものは初めてで、台本のフセンの数も半端じゃないですよ。

質問:演じた、3人組の“召喚獣”について。
馬場:実際の僕たちの見た目とは違っていて、僕は太っているキャラクターで、秋山はスラっとしたキャラクターで。でもトリオで仲のいい感じは似ています。
秋山:基本的に3人一緒のシーンで、掛け合いなのでとてもやりやすかったです。
山本:日本でいう“オタク”の3人組ですね。可愛いヒロインが気になって周りを付きまとっているうちに、物語に絡んでくるんです。

質問:一番大変だったところは?
山本:イントネーションですね。ヒロインの「シャオワン」のイントネーションに苦労しました。
秋山:こいつ普段からこうで、つい最近まで「フェスティバル」のことを「フィスティバル」と言ってたんです。
馬場:「フリップ」も「フィリップ」と。
秋山:さすがにこういう仕事では迷惑が掛かるので、ちゃんとしてもらわないと!

質問:映画のみどころは?
馬場:ご飯が美味しそうなんです。中華とはまた違う台湾独自で、見た目も調理法も美味しそうで、観ながらお腹が空いてくる感じでした。先日、この映画を僕の厨房に入っている友達と一緒に観たんですけど、その人も「やる気でた!」と言っていました。料理する人が観たらステップアップできそうな映画です。
秋山・山本:厨房に入っている友だち?なんだよそれ!料理人で良いだろ!
秋山:役者さんたちもとても個性的で面白いのですが、コメディアンではないそうで、なんだか嫉妬しましたね。
山本:面白くもあり、美味しそうな料理もあり、ちょっといい話もあり、いろんな要素が詰まった映画です。
秋山:ムチムチしている熟した主人公の女性も出てきて、肉弾的な感じが溜まりませんでした。
山本:それは主人公じゃなくて、主人公のお母さんだろ!秋山にとっての主人公はお母さんになってる!

質問:今朝はテニスの全米オープン決勝戦で錦織選手の試合がありましたね。
山本:中継で見ました。実は軟式テニス経験者なんです。決勝の舞台にあがること自体がすごいですよね。
馬場:杉山愛さんの涙がその重さを物語っていましたね。あんなところにいけるなんて、と。
秋山:僕たちもキング・オブ・コントで、一度国内一位になっているので、これからは世界に目を向けたい。その点は錦織さんと共通していて、熱意もあります!

ロバートの3人が担当するのは、数々の個性的なキャラクターが登場する本作の中で最も異彩を放つ、オタク3人組の“召喚獣”。衰退の一途をたどっている宴席料理の返り咲きをかけ、究極のおもてなし料理を求めて奮闘するヒロインを、彼らの台湾全土に張り巡らされたオタクネットワークを駆使して全力でサポートする最強の助っ人集団だ。その独特のオタク感を声だけでなく動きでも表しながらアフレコに挑み自ら「良いねえ」と絶賛する秋山さんに、山本さんと馬場さんが「自画自賛すぎるでしょ」と突っ込みを入れるなど、3人息の合った掛け合いをみせ取材陣の笑いを誘った。