東映配給にて唐沢寿明主演最新作『イン・ザ・ヒーロー』。本作は、ハリウッドの映画のアクターすら降板する、危険なヒーローアクション映画に挑む、日本一のスーツアクターの物語。映画に命をかける男たちの姿を通じて、夢追うすべての人に贈る応援エンタテインメントです。観客に顔を知られることなく、肉体を酷使しながら闘う彼らの、一直線に夢を追い求める熱い想いを描いています。

本作が本日9月6日(土)に公開初日を迎え、主演の唐沢寿明ほか、福士蒼汰、そして黒谷友香、寺島進、日向丈、杉咲花、和久井映見、武正晴監督が登壇し、初日舞台挨拶を実施いたしました。

映画上映後、満席の会場が拍手を贈る中笑顔で登壇した唐沢寿明、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、日向丈、杉咲花、和久井映見、武正晴監督。観客の中にいた小さな女の子が「かっこいいー!」と声を挙げる中、その姿を見つけた唐沢は笑顔で手を振り応えました。

唐沢は開口一番「日本一頭の小さい男、小頭(こあたま)寿明です。」と挨拶し、会場は爆笑。「今日はみなさんありがとうございます。今日からが本当の勝負だと思うので、みなさん感じることがあれば、お友達にも勧めて、何度でも足を運んでください。」と言葉を続け、会場に感謝を述べました。
「一ノ瀬リョウを演じました。映画の最初ではリョウは嫌なやつで、そういった役をあまりやった事がなかったのでみなさんにどう見えるか最初は心配でしたが、同時にとても楽しみでもありました。」(福士)
「今日はありがとうございます。みなさんあたたかい拍手に逆に感動をいただきました。今日やっとこの日を迎えることができて嬉しいです。」(黒谷)
「ようこそいらっしゃいましたー!!!今映画の興行ランキング1位はドラえもんですけど、この映画もぜひ家族を連れて観にきてください!!」(寺島)
「初日を迎える事ができて嬉しいです。今みなさんの表情はキラキラしているので、ぜひまわりの方にそのままの気持ちを伝えていただければ嬉しいです。(日向)
「みなさんが今観たすごい映画を、私は生で見ることができました。今日は楽しんでいってください。」(杉咲)
「私もこの作品を大笑いしたり大号泣したりしながら観ました。スクリーンで映画を観ることの素晴らしさを改めて感じさせてくれる作品に参加することができて嬉しいです。今日がいい日でありますように。」(和久井)
「たくさんの方に来ていただけて本当に嬉しい。映画を作っていてよかったと思う瞬間です。このチームワークがずっと続いているので、まだ撮影が続いているかのように感じます。ぜひ何度も足を運んでください。」(武監督)と、まずはそれぞれ挨拶。

今回スーツアクターを演じてみて難しかった事や感じた事はあるかを問われると唐沢は「チームワークですね。俳優やスタントは一人じゃなくてチームワークですから。」とコメント。さらに黒谷が「普段スタントをお願いする方の努力にスポットが当たっている作品なので、私もそういった方々にもっと感謝をしなきゃいけないと思いました。」と感謝を口にする中、寺島は「今回ブラジャーをしてたんですけど、昔俺がアクターやってた時より胸パッドが進化していて驚いたよ!」と意外な感想をポロリ。福士は仲間の大切さを感じたそうで、「今ここに立っているのも仲間がいるおかげ。この映画でいろんな人に支えられていることを改めて感じました。唐沢さんはこの映画のプロモーションをやっている時も、色々いじっていただいたりして、とてもやりやすかったので感謝しています。」と先輩へ改めて感謝を述べました。

唐沢演じる本城渉の元妻と娘を演じた和久井と杉咲に、本城のような熱い男が旦那さんやお父さんだったらと問うと、和久井は「凛子のように『バカじゃないの!』って言いながら、仲良くしていられたらいいなと思います。唐沢さんと同じ空間で仕事をするのはとても嬉しいことで、同時にちゃんとしなきゃ!っていつもドキドキしながらの現場にいます。」と笑顔でコメント。杉咲が「お父さんがファミレスでいきなりアチョー!とか言いはじめたら、面白いから好きになるかも…。あっでもやっぱり困るかも…。」と緊張しながら話すと、唐沢から突っ込みが入るなど、2人のやり取りを会場は楽しげに見つめていました。

続いて、自分にとっての「ヒーロー」とはどんな存在かという話題に及ぶと、唐沢は「俺はブルース・リー!だってヒーローだもん。彼のような誰かのヒーローになるのは難しいけど、こういう映画をやるとすごく燃えるよね。顔も見えないのに全力で、無欲に頑張ってるんだから。俺はこれからも芸能界でブルースを目指しますよ!」と熱弁。
福士は、「自分にとってのヒーローは前向きにさせてくれる人。僕もかつて仮面ライダーとしてヒーローと呼ばれていましたが、その時に思ったのは、みんなを笑顔にしたいという事。誰かを笑顔にできる人がヒーローだと思います。」と過去の経験と重ねながら語りました。
「出来ない理由を探すより、出来る理由を探して、自分なりに夢を叶えていく人」(黒谷)
「唐沢や自分が50代で頑張ってる。俺にとってのヒーローは、家族に支えられながら50過ぎても頑張る人。」(寺島)
「光の当たらない場所で頑張る人を見ると、自分も頑張ろうと思います。」(日向)
「誰にも褒めてもらえなくても、自分を一生懸命生きている人。」(和久井)
と言葉を続ける中、杉咲が「たくさんの人数でひとつの映画を作るのは本当にすごい事だと思っていて、そんな皆さんが大変な思いをして出来上がった作品です。たくさんのヒーローがこの作品の現場にはいました。」と話すと、会場から拍手が贈られました。

最後に唐沢が「この映画はアクションだけでなく、ストーリーも面白いです。シンプルなストーリーだからこそ、小さなものが積み重なって、ラストのアクションに感動を覚え、涙が出るんだと思います。今日楽しんでいただけたなら、何度でも劇場に足を運んでいただいて、面白かったと伝えていってください。今日は本当にありがとうございました。」とメッセージ。この日一番の拍手が贈られる中、初日舞台挨拶を終えました。