映画『救いたい』鈴木京香&三浦友和が夫婦役に挑む、ロケ地での上映に感無量!完成披露試写会舞台挨拶
本日9月4日(木)に本作のロケ地である仙台にて、鈴木京香と三浦友和が医師同士の夫婦役として共演を果たした映画『救いたい』の完成披露試写会舞台挨拶が行われ、キャストの鈴木京香、三浦友和、神山征二郎監督、原作者の川村隆枝が登壇した。
■日 時:9 月4日(木)14:00〜14:20
■会 場:MOVIX 仙台(宮城県仙台市太白区長町7−20−15)
■登壇者:鈴木京香(46 歳)、三浦友和(62 歳)、神山征二郎監督(73 歳)、川村隆枝(原作者/65 歳)
本作は、さまざまな記憶が交錯する東北の地で、明日に向かって生きる人々の真実の物語。原作者で麻酔科医の川村医師が勤務する国立病院機構仙台医療センター他、宮城県各地において大勢の市民エキストラや自衛隊、医療関係者の協力のもとロケを敢行した。
まず鈴木は「宮城でロケをさせて頂いたこの映画が、やっと地元の皆さんにお披露目できると思うととても緊張していますが、こんなに嬉しいことはありません。私の出身が宮城ということもありますし、地元の皆さんと同じ気持ちで、自分の郷土の風景や空気を映画から楽しめると思っています」と語り、三浦は「去年の10月くらいからロケをさせて頂いて、こちらの皆さんに非常にお世話になりました。今日そのお世話になった、一番観て頂きたくて一番怖い方々もいらっしゃいますので、感想をお聞きしたいです。自衛隊の方もたくさんお越しになっているとのことで、大変お世話になりました。」と語った。実在のモデルである川村医師は麻酔医として手術シーンの指導を担当。完成した映画を観て「この映画は医療の映画ではなく、2011 年 3 月 11 日の震災を経て、今を一生懸命生きる東北の方々を描いた感動作です。全国の全ての逆境にあって苦しんだり、気を落としたりしている方にとって、力と勇気を与えてくれる映画だと思っています」と感想を述べた。神山征二郎監督は本作への思いを「麻酔科を含める医療現場と 3.11 以降の被災地が主な舞台で、これは別な意味ですけれど、命と向き合っているドラマです。出演された役者の方や若いスタッフも含めて、同じ思いでこの映画に取り組んでくれたんじゃないかと映画を作り上げた時に感じました」。
また出演を決めた理由として鈴木は「原作を読ませて頂き、麻酔科医とは、人知れず人の命の為にやってくださっている職業だということをわかってもらいたいということもありますし、大きな理由としては、私はこの土地に育まれた人間なので、やっぱり地元のことを作品にして、地元の現状を知ってもらうきっかけを作る作品に出させて頂くということはとても有り難いですし、やらなければいけないという気持ちにもなりました。色々と支援してくださっている方々に現状を伝えるため、そして毎日暮らしている人たちに、明るい気持ちが一日でも早く戻るようにとの思いを込めて精一杯やらせて頂こうと思い、お引き受けしました」。
撮影中の印象深いエピソードとして鈴木は「被災地の方、仮設住宅の方もエキストラでご参加されていて、少しでも励ましたいと思っていたのですが、逆に被災地の方々が明るく協力してくださって勇気づけられました。また、去年の今頃は楽天(プロ野球)がとても調子が良くて、みんな沸きに沸いていましたが、監督は実は巨人ファンで、時々TV を見ながら反発しあったりしたこともありました。大変なテーマを扱った作品ということで、重い思いで向かっていましたが、撮影現場で迎えてくださった皆さんが
本当に明るく親切にしてくださったので、皆さんのお気持ちが一番思い出深いです」。三浦は「仮設住宅の方に特にお世話になったのですが、本当にタイトなスケジュールの中であまり触れ合うことが出来なかったので、ご迷惑をかけているかな…と心の中で思っていました。そんな中、エキストラで参加したおばあちゃんが‶あ〜楽しかった“と言ってくださったのを聞いて、それで救われた気がしました」。
そして最後にはなんと仙台・宮城観光 PR キャラクターむすび丸が登場し、地元の皆さんが勇気づけられた感謝の意として、仙台の工芸品で玉虫塗の食器を、代表して監督へプレゼントした。