韓国の鬼才ホン・サンス監督最新作であり、加瀬亮主演『自由が丘で』が、昨月27日に開幕した第71回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門正式出品作品として公式上映されました!

その上映前にはレッドカーペットに監督のホン・サンス、主演の加瀬亮、共演のムン・ソリ、キム・ウィソンが登場! 加瀬は『アンテナ』(04/熊切和嘉監督)、『スカイ・クロラ』(08/押井守監督)に続き、今回で3度目のヴェネチア国際映画祭の参加だが、本作の撮影現場を心から楽しんだようで「ホン・サンス監督と出会って、今まで俳優を続けていて本当によかった」と喜びを語った。また監督のみならす、共演者とも親密な様子で、加瀬のことを親しみを込めて役名の“モリさん”と呼び、チームワークの良さを感じさせた。

1409席ある会場はほぼ満席。上映後は会場全体があたたかい拍手に包まれ、上映会場を出ると、本作に感動し、目を潤ませた観客が、加瀬やホン監督に駆け寄り、熱い感想を伝えていた。上映後、加瀬は「今回ヴェネチアではみんなが真剣に受け取ってくれるとわかってよかった」と感動を滲ませた。
本作は、ヴェネチア国際映画祭の上映後、9月4日から本国・韓国でいち早く一般公開され、その反響が待たれる。

加瀬亮
「求めていた監督、出会いたかった監督に出会えた。ホン・サンス監督と出会って、今まで俳優を続けていて本当によかったと思いました。
ホン・サンス監督の撮影現場は、監督とキャスト・スタッフがすごく信頼し合っています。少人数の現場でみんな家族のような雰囲気で、全身全霊で映画をつくっています。これはずっと僕が求めていたもので本当に楽しかった。
今回ヴェネチアではみんなが真剣に受け取ってくれるとわかってよかった。ホン監督の思いと哲学がたくさん詰まった作品ですので、たくさんの人に見てもらいたいと思っています」

監督・脚本:ホン・サンス
「加瀬さんとは、2012年に東京で偶然会う機会があって、話しをしているうちにとてもいい人だと感じました。“僕の映画に出る?”と聞いたら、“やると言ってくれました。
加瀬さんは信頼できる人です。彼にはエネルギーがあります。そして誠実です。