昨年、交通事故により不慮の死を遂げたポール・ウォーカー、最期の主演作品『フルスロットル』。(9月6日(土)日本公開/アスミック・エース配給)。アジア各国をはじめ初登場NO.1を記録し、世界的なヒットを記録した本作。そのヒットの理由は、フランス発祥の「走る・飛ぶ・登る」などの運動で身体を鍛え、肉体的な強さと恐怖に打ち勝つ精神力を追求するアクロバットアクション“パルクール”を駆使した、いまだかつてないアクションシーンが熱狂的に支持されたもの。

【『フルスロットル』公開直前イベント 詳細】
日時:9月2日(火) 15時開始 
場所:お台場 デックス広場 (港区台場1-6-1 シーサイドモール3F)
登壇者:ダチョウ倶楽部、CORKY(パルクールパフォーマー)

 ポール・ウォーカー演じる主人公・ダミアンと共に悪に立ち向かう青年・リノを演じるダヴィッド・ベルは、実はこの”パルクール“の共同創始者。本作の原案であるフランス映画『アルティメット』(04年)がきっかけとなり、世界中に”パルクール”が広まりました。
 ダミアンとリノがこの”パルクール“を駆使し、壁をよじ登り、ビルからビルへと飛び移り、道なき道を突き進む!まさに “ゼロG(無重力)”アクションといえる前代未聞のアクションムービーが今週末いよいよ全国公開となります。

 本作の公開記念イベントとして、日本を代表するリアクション芸人であるダチョウ倶楽部の3人が “パルクール”に挑戦するイベントを実施いたしました。ダヴィッド・ベルが世界中に広めた“パルクール”、今回は、さらにこのアクションの迫力を日本中に広めるべく、3人にパルクールを体得してもらい、“パルクール芸人”となってもらうというイベントです。

講師として彼らにパルクールを伝授するのは、日本を代表するパルクールの達人、CORKYさん。未だ17歳ながら、二度の全国大会優勝に輝き、あのシルク・ド・ソレイユからもスカウトを受けたという驚異のパフォーマーです。

ダチョウ倶楽部とCORKYさんの4人がステージに現れイベントがスタート。
「俺たちは(リアクション芸人として)たくさんのアクションやスタントをやってきた!俺たちには“パルクール芸人”になる資格がある!」(寺門ジモン)、「俺たちも進歩したいと思ってます。“パルクールおでん”ネタを完成させたい」(肥後克広)、「ゼロG(無重力)熱湯風呂とか!」(上島竜兵)と、盛り上がるダチョウ倶楽部。

 早速、お手本としてCORKYさんがステージで“ゲイナー・スウィッチ”と呼ばれる、片足でバク宙をするという超絶パルクールを披露。これはCORKYさんの得意技で、連続11回転という日本記録を持っている技です。これを見て、ダチョウ倶楽部の3人は「絶対無理だろ!」「人間にこんなことできるか!」「お前重力とか関係ねえのかよ!?」と驚愕!
MCに「じゃあやってみてください」と無茶ぶりされ、「出来るわけないだろこんなこと!」(上島)、「じゃあ俺がやるよ」(肥後)、「いや俺が」(寺門)、「じゃあ俺がやるよ!」(上島)、「どうぞ、どうぞどうぞ」(肥後、寺門)という見事なお約束を披露。

その後、もっと基本的な技を学ぶことになり、マットを用意し、簡単なジャンプにチャレンジすることになりましたが、ここもやはりやらせられるのは上島。真剣な目付きでマットに走るも、両足で静かにマットに乗り、被った帽子をくるっと回す、持ちネタの“クルリンパ”が炸裂。観客と報道陣からは笑いが。その後も「いつ来るの?」「パル来ール!」、「いつ撮ったの?」「フルスロッ撮ル!」など、映画のタイトルに無理矢理からめた掛け合いを行い、“パルクール”実演はなかなかできない3人。そして「どうもすいませんでした!」と降参!

 もうダチョウ倶楽部に“パルクール”は無理、ということで、CORKYさんにもう一度超絶技を見せてもらうことに。ダチョウ倶楽部の3人に中腰のまま横に並んでもらい、その上を、手をつかずに捻りをくわえながら飛ぶという、もう一つの得意技“サイドフリップ”を披露。まさに“ゼロG(無重力)”アクションといえるその技に、会場からは大きな歓声と拍手が!

 イベントも終盤に近づくと、“パルクール”は全くできなかったのに、「パルクール熱湯風呂はウケると思う」「(CORKYさんを加えて)4人で新ダチョウ倶楽部で行こう」などと調子に乗り、“パルクール芸人”を名乗ろうとするダチョウ倶楽部の3人でしたが、CORKYさんの「もっと練習してもらわないと“パルクール芸人”は名乗っちゃだめです(笑)」という一言で却下。会場からは大きな笑いが巻き起こりました。

壇上の4人は映画『フルスロットル』の見どころを語りました。1年に100本は映画を観るという寺門は、「最近観た映画では、一番アクションが激しい!こんなアクション観たことないよ!ポール・ウォーカーの作品ではこれが一番面白いんじゃないかな!」と映画好きならではのコメント。肥後は「アクションシーンがあまりに凄くて、最初はCGかワイヤーを使っているんだと疑っていたぐらい。今日CORKYの技を観て、この映画の凄さが改めてわかった!ストーリーもとっても面白いんだよ!」。「天気が悪い時でも、観るとスッキリ!いい気分にもなれる映画です!」と上島。
“パルクール”の創始者であるダヴィッド・ベルが劇中で披露する超絶パルクールを「本当に凄い。レベルが違う」と言いながら「CGやワイヤーを使わない、パルクールアクションを楽しんでください!」とCORKYさん。

その後の報道陣とのフォトセッションでは、ダチョウ倶楽部の3人がまたしても「いつ来るの?」「パル来ール!」、「いつ撮ったの?」「フルスロッ撮ル!」を連呼するも笑いはイマイチ。それでもイベントは大きな歓声と拍手で終了しました。