8月27日、オーランドブルーム7年ぶりに来日し六本木にあるザ・リッツカールトンホテルにて映画『ケープタウン』の記者会見が行われた。ゲストとして佐々木希も登壇し、花束を渡した。

出演を決めたきっかけについて聞かれると、「キャラクターが決めてだ。血堕落であるが倫理観や間違っていない価値観をしっかりもっている主人公は演じ甲斐があると考えた。」と答えた。撮影での朝鮮については、「南アフリカで警察をするということ自体、大変なことで厳しい現実だということを撮影の4〜6週間前に入って知ることが出来た。ひとりの命の代価が安いのでより警察の仕事が厳しくなるということであると理解した。オーランド演じるブライアンはその大変さ故に薬やアルコールに依存するのだと思う」と語った。今まで演じた作品との演技に関しての違いについて、「初めてのタイプのキャラクターだったので結果的にどうなるのか分からず演じた。特別変えたことはアクセントと体作りだ。約半年体作りに時間をかけた。」と語った。具体的には有酸素運動や食事の管理に取り組んだそうだ。名優といわれるフォレスト・ウィテカーと共演して学んだことと再び共演するならどういう作品がいいか尋ねられると、「彼の作品への向き合い方、人柄、思慮深さには本当に感心した。一度だけでも共演できたことをうれしく思っているので、どのような作品であっても共演したい。」と真剣なまなざしで語った。オーランドは日本に来日して、原宿や渋谷を散歩したり泳いだりしたそうだ。日本特有の文化を気に入っているそうで寿司も食べたことも明かした。
続いてオーランドのファンでもある佐々木希が花束を持って登壇した。この作品を観た佐々木にオーランドは感謝を述べた。佐々木は「とにかくオーランドさんの肉体美が格好良かったです」と語った。オーランドは「彼女をこれからの映画の宣伝のときに連れて行きたい。」と笑いながら言うと、佐々木は「付いていきます」と照れながら返事をした。
この作品を通して変わったこと考えたことを聞かれ「ケープタウンで鱗が落ちるような経験をした。南アフリカにはこれからの可能性を感じたし、貧しい方々を実際に目にし、心動かされたし、そういう意味でもこの映画の作品のタイトルがケープタウンになって良かった。この作品を観ていただくとケープタウンがどのようであるか分かっていただけると思う。」と語った。最後に「この映画を観て演じていてすばらしい経験をしたし、今までとは全く違うキャラクターを演じられて、演じがいもありました。いつも応援ありがとうございます。」と言い最後に日本語で「みんなだいすき」と言い会場を和ませ記者会見は幕を閉じた。

(Report:浜野真里)