2015 年 1 月 24 日(土)に公開いたします映画『KANO〜1931 海の向こうの甲子園〜』の主演・永瀬正敏さん他日台キャストと馬監督、魏プロデューサーほか総勢約 40 名
で、第 96 回全国高校野球選手権大会の決勝戦を観戦いたしました!

『KANO〜1931 海の向こうの甲子園〜』
第 96 回全国高校野球選手権大会 大阪桐蔭×三重 決勝戦観戦後の取材にて
■日時:8 月 25 日(月)
■場所:兵庫県・西宮市 阪神甲子園球場

—今日の決勝戦を観戦してのご感想を
陳勁宏(強打者の蘇正生役):
映画では外野手を演じましたが、試合のシーンは別撮りなので観客の歓声は想像しながら演技していた。それを今日は実際に体
験出来て感動しました。

曹佑寧(呉明捷投手役):
ようやく高校野球を甲子園で観ることが出来ました。子供の頃からの憧れで、とくに土を持って帰るところが印象的でした。

馬志翔監督:
実は昨日の取材で「明日はどんな試合を観たいですか?」と聞かれたときに、「素晴らしい試合、そしてあきらめない試合を観たい」と話していたが、今日一球たりともあきらめない試合を観ることが出来、とても感動しました。また優勝校、準優勝校の観客が互いに拍手しあう、球場での一体感がすばらしかった。出来れば台湾でもそのような試合が観たいです。

永瀬正敏(近藤兵太郎監督役):
(KANO の)チーム全員で来られなかったのが残念です。試合を観させてもらって、惜しくも地区予選で敗れたチームの想いも背負っての勝負なので、1 つ1つの光がぶつかりあってました。優勝校である大阪桐蔭よりも、準優勝した三重のほうが拍手が大きく、『KANO〜』に通じるものがあると思いました。今日(メンバーの)人数が足りない分は、ここ甲子園で映画を上映していただければ(笑)。

魏プロデューサー:
今回とても意味のある、すばらしい試合を観ることが出来ました。球場の観客の皆さんが真剣で、球児と一緒に戦っているのが良かったです。こういう試合が台湾でも開催出来、将来的にぜひ、日本と台湾それぞれの優勝校でこういうすばらしい試合が出来れば、と思います。

陳永欣(控え投手・劉蒼麟役):
すごく感動したし、すばらしい試合をありがとうという感じだった。たくさんのお客さんに観てもらうことが、すばらしいプレーにつながるのだと思います。今回映画で野球選手を演じて、試合を実際に観戦して、いろんなことを学びました。

張弘邑(レフト・平野役):
観客席が満席の球場で、すばらしい試合を観ることが出来たが、自分が出演した映画の舞台である 1931 年当時の試合も、きっとこんな感じだったと思う。映画に出演して、試合を体験出来てとても良かったです。そういう意味でとても感動しました。

飯田のえる(セカンド・川原役):
どのチームも、練習してレギュラーになって、ここに来るまでが大変で、勝ったとしても負けたチームの分もがんばっている。そういう試合の決勝戦を観ることが出来て本当に良かった。3 年間の想いが詰まった良い試合だったと思いました。

山室光太朗(ライト・福島役):
試合のなかで、ピッチャーがどういう想いで球を投げて、バッターがどういう想いで塁に出てという、それぞれの気持ちが伝わってきた。
打撃戦で追い上げる場面では、絶対に点を取るんだという、チャンスに対する選手のガッツが感じられ、『KANO〜』の試合がよみがえって来ました。

大倉裕真(ファースト・小里役):
実際に野球部の友人が何人かいて、毎日毎日キツイ練習をしていました。優勝したチームは人一倍努力したからこそ、勝てたんだと思います。だからこそ、両チームの応援団も必死になって応援して、すばらしい試合になったのだと思います。

鄭秉宏(大江先輩役):
今日甲子園へ初めて来て、すばらしいところだと思いました。満員の球場を実際に味わえて良かったです。両チームの態度を見習って、台湾と日本のチームで戦えたら、と思いました。

—(永瀬さんへ)甲子園は初めてですか?
永瀬:
初めてですね。特別な球場で、球児にとって神聖な場所だと思いました。

—『KANO〜』に出演されてからは、どういった想いでご覧になりましたか?
永瀬:
私の地元の学校が強かったので、子供の頃応援してました。その頃の気持ちがまたよみがえってきました。映画では、決勝戦で負けてしまうんですが、でもその「負け」がずっと「負け」ということではないんですね。(映画で)一緒に試合を戦った人たちと、今日観に来れて本当に良かったです。ベンチの動きなんかも、映画とシンクロさせながらずっと観てました。