橋本愛が農業に挑戦!映画『リトル・フォレスト 夏・秋』農園オープン!鍬入れ&夏野菜を収穫!
『リトル・フォレスト 夏・秋』公開直前イベント 概要
【日程】8月18日(月)
【会場】オークビレッジ柏の葉(千葉県柏市若柴184-1 柏の葉キャンパス149街区1)
【登壇ゲスト】 橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、森淳一監督
「生きるために食べる。そして食べるために自分で作る。」という、本作のテーマに共感してくださった
「オークビレッジ柏の葉」様のご協力をいただき、この度、映画公開記念として
「リトル・フォレスト・ファーム」を開園することとなりました。
本日は、主役のいち子役・橋本愛さん、いち子の幼馴染ユウ太役・三浦貴大さん、
いち子の親友キッコ役・松岡茉優さん、そして森淳一監督の豪華ゲスト4名をお迎えし、
ミニ会見および開園式を実施いたしました。
ミニ会見では8月30日公開『リトル・フォレスト 夏・秋』の撮影エピソードで盛り上がり、
開園式では三浦さんが鍬入れをした畑に、橋本さん、松岡さんが芽キャベツ・ローズマリー・
イタリアンパセリを植え、さらに有機栽培で育てられたトマトを収穫。
途中、トマトに止まった虫に、「うわ〜虫!」と橋本さんがびっくりしている様子を
松岡さんと三浦さんが微笑ましく見つめる姿もあり、映画の雰囲気そのままに
のどかで和気あいあいとしたイベントとなりました。
【ミニ会見】
MC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。
森監督:暑い中お集まりいただき、ありがとうございます。
本日はよろしくお願いいたします。
橋本さん:本日はよろしくお願いいたします。17歳から18歳という激変の一年を跨いだので、
特別な作品になりました。たくさんの人に観てほしい作品です。
三浦さん:一年をかけての撮影は貴重な経験でした。素晴らしい作品になったと思います。
たくさんの人にぜひ観てほしいです。
松岡さん:今日はありがとうございます。いつもの撮影だと、雨待ちというのがあるのですが、
今回は雪待ち、嵐待ち、作物の育ち待ちなど、一年、自然と向き合った撮影で、
オールロケならではでした。
MC:本作は約1年間に渡り、岩手県の奥州市でロケをしたとお聞きしていますが、
長期間にわたり、自然と共に撮影するのはいかがでしたでしょうか?
森監督:一年を通じて自然と向き合った撮影は初めてでした。東京と岩手、岩手の中でもロケ地を
転々として撮影しました。一年といいますが、撮りたい瞬間は一瞬で、夏編だとグリーンがいちばん濃い
タイミングがほしくて、それをさぐるのが大変でしたね。
MC:橋本さんは田植えから収穫まで一連の農作業を体験され、自分で収穫した野菜を召し上がって、いかがでしたか?
橋本さん:作物を作る大変さを感じました。今日さぼれば、一年後に収穫できなくなるかもという危機感というのが、
自分の生活からは考えられなくて…尊敬の念をいだきました。
育ててやっと収穫できたものを食べる幸せを感じながら、満足感いっぱいでした。
MC:三浦さんは実際橋本さんより10歳年上ですが、今回の役柄は2歳年下の幼馴染役ということで、
役作りで大変だったこと、気をつけたことなどございますか?
三浦さん:どうやったら若く見えるんだろう?って考えて…監督には申し訳ないのですが、
最終的に無理だろうと諦めました(笑)。台本にあるとおり忠実に演じたので、この人(ユウ太)は
若いんだろうと思っていただけるかな…と。でも見えませんでしたね。残念です(笑)。
MC:松岡さんと橋本さんは普段から非常に親しくされているということですが、
今回幼馴染の親友役ということで共演されていかがでしたか?
松岡さん:橋本(愛さん)とは3度目の共演で、前の2回はいがみ合う間柄だったんですが、
今回は心から笑いあえて、いっしょに食べて、自分たちの普段の感じも出ていると思います。
ふざけあったり、アドリブ入れたりと自分たちのいつもの関係性が出ていてうれしく感じます。
<質疑応答>
Q.ロケ中に感動した風景はありますか?
橋本さん:いち子の家の縁側から見た景色です。山と森がある中に、1本抜けてて
夏は青、秋は赤でとってもキレイでした。
三浦さん:「夏・秋」だと紅葉かな。ユウ太は玉ねぎを育てているんですが、
自分の畑のまわりの景色が変わっていくんですよね。遠くの山の色が変わっていくのが撮影しながら見えて、
とても印象に残っています。
松岡さん:秋編で、いち子がまき割りしているシーンが印象的でした。橋本、練習しているときは下手だったのに
いざ本番ではとても上手くなっていて、それも紫色の夕焼けバックでスパーンときれいに割っているんです。
自然の中にキレイな人がいると画になるんですよね。
森監督:紅葉のグラデーションはよくわかると思いますが、新緑にもグラデーションがあるというのを初めて知って、
僕はそっちのほうが好きになりました。虹も見えたのですが、きちんと半円で見えて、とても美しかったですね。
Q.キャスト3人とも今日の農作業しやすいラフな格好も素敵ですが、ご自身ではどうですか?
橋本さん:動きやすい恰好にしようと思って、こんな感じになりました。一人だけ張り切りすぎちゃったかな(笑)
三浦さん:実はつなぎなどを着ると、地元の人と馴染みすぎてしまって、スタッフに見失われることが
よくあるんです(笑)なので、今回は見失われないようにボーダーにしてみました!
松浦さん:私もよく見失われるんですよね。ボーダーかぶりの三浦さんは馴染んで…とのことですが、
私は空気感がないからなんですよ(笑)。今回の衣裳、いつもお願いしている衣裳さんが選んでくれたんですけど、
こういうタイプのもセンスがあるんだなと思って感心しちゃいました。
Q.農作業を体験されて、一年を通して撮影したことで、何か感じたことはありますか?
橋本さん:自分の弱さを思い知らされた気がします。老後は自給自足の生活をしたい!それがきっと幸せなんだと思って
いたこともあったのですが、撮影後はもう私には出来ないと感じましたね。
また、17,18歳で成人した大人の女性を演じるのは大変でしたが、大きく成長できたと思いました。
三浦さん:農作業は大変なことだとわかっていましたが、自分でやってみてさらに実感しました。
でも作物の成長する姿は、わが子の成長を見守るのと似たような愛しさがあるんだなとも思いましたね。
一年間の撮影といっても間に他作品で暗い役柄もやっていて、そんな中で本作の撮影に来ると心が軽くなって、
「ああ、帰ってきたな」って感じて、作品に助けられました。
松岡さん:私は、いち子が料理しているところにちょうどやってきて、美味しいものを食べていくという役柄で
実は農作業はあまりやってないんですよね(笑)
ただ、橋本にまき割りを教えてもらってやってみたんですけど…斧を振り上げる瞬間に無の境地になるんです(笑)
羽が生えたような感じに…、ぜひみなさんにも経験してほしいですね(笑)
作物だけでなく私たち3人も成長していくので、一年を通じてのお芝居はとても興味深いものだと思います。