8月11日山の日制定記念&『クライマー パタゴニアの彼方へ』公開記念イベント
8月30日より『クライマー パタゴニアの彼方へ』が新宿ピカデリー他全国ロードショーとなります。
本作は、世界のトップクライマーとして有名なデビッド・ラマが、パタゴニアにある断崖絶壁、標高3,102mの
”セロトーレ”を素手と、命綱のみで頂上まで登りきりるという史上初の挑戦を3年に渡って追い続けたドキュメンタリーです。そんな本作の日本公開を祝して、デビッド・ラマが緊急来日し、昔から友人であり、日本を代表するトップクライマーである、平山ユージが駆けつけ、本作について語り合うトークショーを行いました。
<イベント概要>
●日時:8月11日(月)19:00
●場所:アキバシアター
●ゲスト:デビッド・ラマ(2008年W杯チャンピオン )& 平山ユージ(1998年、2000年W杯チャンピオン)(敬称略)
8月30日より新宿ピカデリー他全国ロードショーとなる『クライマー パタゴニアの彼方へ』の日本公開を記念して、本作に出演しているデビッド・ラマが急遽、オーストリアから来日し、日本におけるクライミングの第一人者である平山ユージが出迎え、二人の熱い“クライミング“トークが行われた。
Q日本の印象はいかがですか?
デビッド 「とにかく日本に来る事が出来て、嬉しいです。この映画をみんな楽しんで欲しいです。」
Q日本のクライマーの印象は?
デビッド 「私の友人でもあり、尊敬もしております平山ユージさんです。
強いだけでは、美しいクライミングが魅力的でした。」
平山ユージが登場
Q当時のデビッドの印象はどんな感じでしたか?
平山「ワルガキですね(笑)動物のようなしなやかなクライミングが印象的でした。」
Q デビッド・ラマがセロトーレに挑戦すると聞いたときはどう思いましたか?
平山「太平洋の風と、大西洋の風が混ざり合う場所で、非常に過酷な気象条件のセロトーレで
フリークライムをするなんて、本当に頭がおかしいと思ってました(笑)」
Q無謀とも呼ばれるチャレンジをなぜやろうと思ったんですか?
デビッド「不可能と言われたのでチャレンジしました。誰もやったことないという事はたくさんの問があるともいます。
当時は、セロトーレは登頂不可能な山と呼ばれていましたが、自分には出来ると思っておりました。」
Q.本日は、8月11日で、2年後の2016年から祝日に制定されることが決定されましたがお二人にとって山の魅力とはなんでしょうか?
平山「たくさんの緑ですね。都会でアクティブに汗を流すことはできますが、自然の中で汗を流す事が出来るのは何よりも魅力的です。」
デビッド「同感です。山は大いに遊べる場所です。そして自分にとっては、自分の夢を叶える場所です。
山を見たときに自分はコースのラインが見えるんです。
他の人には、その様なラインが見えないんですが自分が切り開いて、登頂に成功したら他の人にも、見せてあげる事が出来るようになります。
このことは、一つのアートの形でもあるかなと思います。」
Qお二人から日本での公開を楽しみにしている方へメッセージをお願いします〜
平山「デビッドが不可能を可能にするから魅力があると言ってましたが不可能とされていた山が可能になっていく様を楽しんで欲しいです。」
デビッド「自分が何かをしようと思った時に最初に抱いたビジョンをぶれずに、持ち続けそれをやり通すということをこの映画を観てもらえれば感じとってもらえると思います。
今回のチャレンジも沢山の障害をクリアして成功させることが出来ました。
でもこれは普段の生活でも同じだと思います。
何かを難しいと思わずにチャレンジしていって成功することが成長にも繋がりますし、最初のビジョンをぶれずにやることが大事だと思いますし、それは非常に価値があることだと思います。」