8月23日(土)より全国のイオンシネマで公開となる映画『もういちど』の大ヒット祈願式が、台東区・下谷神社にて行われ、主演を務める林家たい平(49)、福崎那由他(12)、大野百花(12)、板屋宏幸監督が来場し、8月23日(土)より全国公開する本作の大ヒット祈願イベントを行った。

映画『もういちど』は、「映画館で味わう寄席」として人情仕立ての物語である「映画」と、日本の伝統文化である「落語」を掛け合わせた、まったく新しい“落語”エンターテイメント。会場となった台東区・下谷神社は江戸時代、馬喰町で櫛職人をしていた京屋又五郎(のちの三笑亭可楽)が、当社境内で入場料をとって興行を行った場所で、「寄席発祥の地」として定められている。出来上がった作品について問われると林家たい平は、「落語の神様や皆に助けてもらって作りあげた。落語は一人だけど、映画は皆で作っていく。今回は落語が題材なので、落語としてより頑張るつもりで演じた」と語った。

また本作の企画、映画初主演を果たす林家たい平より本作について「大変の世の中を生きている、未来ある子供たちに向けてボールを投げたい。人と人とのつながりや日常の中に幸せがあるということを感じ取ってもらえれば」と初めての主演作について熱く語った。また大ヒット祈願とともに、それぞれの願いごとを「絵馬」に綴ってもらい、林家たい平は「一人でも多くの方に映画『もういちど』に出会ってもらえますように」と「この映画に出会ってその先の人生が豊かになるように」と願いを込めた。

さらに、本日から夏本番を迎える記念にキャスト全員で夏の風物詩「スイカ割り」に挑戦。子役の福崎くんが見事スイカを割ることに成功するも、周りから「もういちど」の掛け声とともに、林家たい平が再度挑戦。一発目と二発目は、掛け声むなしく外してしまい余程力を入れていたのか地面に直撃し「手がビンビン痛い!」と痛がる様子を見せたが、三度目の正直で見事スイカを割ることに成功した。板谷監督からは「エクセレント!」と歓声が上がり、林家たい平は「縁起の良いスイカ開きとなりました!ビンビンくる!痺れる映画が出来上がりました!」落語家らしく、失敗もうまく笑いとアピールに変えた。

また「笑点」で共演している林家木久扇さんが喉頭がん公表をしたのを受けて、報道陣から木久扇さんの様態について問われると「治療中は、みんなで木久扇さんの座布団を守りたい。笑点の中でも落語界の中でも欠かせない宝なので。でも治療すれば治ると信じています。」とエールを送った。